お正月明けに「副鼻腔炎」「ちくのう」が悪化するのはなぜ??~山梨 漢方 沢田屋薬局~
漢方顔診断で様々な顔の部位を見ていきましたが、最後の今回は顔から出てくるもの。
そうです、いや〜な吹き出物です。
吹き出物もカラダからのサイン??
身近なトラブルである吹き出物。思春期にでるニキビとは別のいわゆる大人ニキビですが、実はこの吹き出物でも出る部位により内蔵のトラブルや身体のどこが弱っているか?の目安になると漢方では考えます。
①Tゾーン・額・・・呼吸器・肺系の熱などによるものが多い。
②頬・口の周り・フェースライン・・・口の部位でも紹介しましたが、胃腸の熱毒によるものが多い。
③背中・胸・・・卵巣のトラブルを要チェック
④こめかみ・髪の毛の生え際・・・ストレスによる肝鬱(肝の働きの乱れ)肝胆湿熱(肝と胆に湿と熱が溜る)によるものが多い。
⑤アゴ・首・鼻の下・・・生殖系機能系と関係の深い腎の働きの低下や、血熱(血に熱がこもる)などによるものが多い。
ご紹介した物はあくまで漢方的な考え方であり、身体のトラブルの原因を考える際の目安ですが、吹き出物の出る場所など含めて日頃の健康管理の参考になればと思います。
患者さんを『見る』ということは我々漢方の専門家にとっては、というよりも健康に携わる仕事をしている人間にとってはとても大切なことだと思います。
単純に表情一つとってみても、不安そうな表情、怒っているような表情、笑顔、力みのある顔、などその時の体調だけでなく、どんな精神状態かもある程度わかります。
また、仕草、代表的なのは貧乏ゆすりなどと言われる落ち着きのない状態や、腕組みをいつもしている人は警戒心が強いとか、出されたお茶などの手を付けない、などは警戒心などを教えてくれる場合があります。
そして、しゃべり方などはその最たるものでしょう。
漢方では訴える症状の原因を調べるのにそのような様々な情報を駆使します。目で見える情報、聞くことで得る情報、様々な情報を駆使して病気の原因を考えます。西洋医学ではまったく見向きもされないその人の性格や気質なども漢方では病気の原因の一つとして考える場合はあります。
ある意味では現代医学の検査ではわからないことも人を見ることで教えてくれることがあります。
体調が悪い時などはぜひ、自分の顔、表情、仕草、感情の状態などを客観的に見てみると良いでしょう。きっと検査ではわからないようなことも教えてくれるかもしれませんね。
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