年末年始の食べ過ぎで『脾胃』が弱っていませんか?【山梨 漢方 沢田屋薬局】
身体の変化は体調変化の一番のサイン
すっかり秋本番、日に日に寒さが厳しくなりつつあります。
こんな時期は
『昨日までなんともなかったのですが、急に体調が悪くなった』
というような方が多いかもしれませんね。
ごく一部の例外を除けば、全く変化なく体調が崩れるということは殆ど無いと思います。
身体は様々な方法で『気をつけてね!』というSOSの合図を送ってくれます。その一つが今月のコラムでご紹介する、漢方的顔診断です。
漢方の診断は『四診』と言って
望診(顔色や肌ツヤ、舌の状態などをみる)
問診(声や呼吸など様々な体からの音を聞く)
切診(患者の脈・身体に触れる)
聞診(聞く、聞き取ること)
この4つを基本に患者さんの病状を判断します。
この中でも『望診』は大切な方法の一つです。優れた医師や漢方の専門家は顔をみるだけでもその人の身体の不調のイメージできると言われています。
今回からのコラムでは、その中でも『顔からわかるこんな症状』と題してご紹介したいと思います。
まず最初は『顔色』です。
もっとも体調がわかりやすい物の1つかもしれません。特別な知識が無くても顔色を見て『どうしたの?』と思うことはどんな人でも多少経験があると思います。
①顔色
・青みをおびている、青筋が目立つ・・・肝臓の不調
・顔色が赤い、のぼせている・・・心臓の障害・不調
・顔色が黄色い(土色)・・・胃腸、消化器の不調
・顔が白い・・・貧血傾向、肺や皮膚が弱い(肺の病は顔が青白い)
このような特徴があると言われています。
次回からも漢方顔診断をご紹介します。
☆顔診断はあくまでも体調を見る上での目安です。これだけで判断するものではないですし、白い顔しているからといって貧血とか決めつけるものではございません。その辺りをご留意の上、参考にしていただければと思います。