月経リズムの変化でなぜ不調が起こるのか?〜①〜【山梨 漢方 婦人科 さわたや】
PM2.5 県内でも基準値に迫る!
今朝の山梨日日新聞の一面記事に出ていたので、ご覧になった方も多いかと思いますが、PM2.5の値が山梨県でも基準値に迫る勢いという内容でした。
花粉・黄砂は環境破壊の要因もありますが、元々は自然のもの。
しかし今問題になっているPM2.5は完全に人的な被害です。
PM2.5とはそもそもどんな物質??
そもそもPM2.5とはどんな物質なのでしょうか?
テレビなどでも盛んに報道されているのでご存知の方も多いと思いますが、簡単におさらいです。
微小粒子状物質(PM2.5)とは、粒径2.5μm(2.5mmの千分の1)以下の粒子状物質です。PM2.5は、呼吸器系の奥深くまで入りやすいことなどから、人の健康に影響を及ぼすことが懸念されています。
PM 2.5は、単一の化学物質ではなく、炭素、硝酸塩、硫酸塩、金属を主な成分とする様々な物質の混合物より形成されています。
PM2.5は粒径が非常に小さいため(髪の毛の太さの1/30程度)、肺の奥深くまで入りやすく、肺がん、呼吸系への影響に加え、循環器系への影響が懸念されています。
(環境省・東京都HPより引用)
(画像提供:東京都HPより)
PM2.5 対策その①・・・鼻呼吸
この微粒子が呼吸をする際、鼻、喉、気管、肺など呼吸器に沈着すると健康に大きな影響を引き起こすと考えられています。
ご存知の方もいると思いますが、鼻呼吸よりも口呼吸のほうがより呼吸器の奥に沈着する傾向があると言われています。
これは風邪のウイルスや花粉なども一緒で、フィルター機能が付いているところ(鼻)から吸うのと、フィルターなしの場所から吸うのでは当然ですがゴミの入り方が違います。
沢田屋薬局では健康管理の基本として呼吸の話をよくお客様にしますが、腹式呼吸、臍下丹田呼吸法などいろいろ良い呼吸法がありますが、何より先にきちんと『鼻呼吸ができる』からだづくりをしておくことが大切だと思います。
PM2.5がとくに注意が必要な方は、もともと呼吸器疾患、特に慢性気管支炎や肺気腫などをお持ちの方です。このような疾患をお持ちの方は健康な人よりも沈着量・沈着速度ともに大きくなるという研究結果があります。
対策としては、前述の鼻でしっかりと呼吸ができる状態にすると同時に、多少体内に入っても悪さをしない、暴れさせないカラダの機能を保っておくことが重要です。
PM2.5対策その②・・・衛気&免疫を高める
カラダの中に沈着した粒子は咳、鼻汁、気道線毛運動、肺胞のマクロファージにより次第に除去されて行くと考えられています。
☆肺胞マクロファージとは・・・白血球の一種で、免疫担当の細胞です。吸入に伴い肺に侵入してきた微粒子などから肺胞表面をきれいに保つための重要な役割を果たしています。
要するにカラダの免疫系をしっかりと保っておくことが大切なのです。
中医学では『衛気』といわれる物が重要と考えられています。
衛気とは、弱った皮膚や粘膜細胞を強化させて、外的刺激からカラダを衛ること、いわば粘膜を含む体表にバリアを巡らせることです。
市販のマスクではシャットアウトできません!
沢田屋薬局ではこの衛気をたかめる黄耆(おうぎ)という生薬を使用した中医薬の取り扱いもしておりますので、お気軽にご相談ください。
そして何より大切な免疫力。
カラダの恒常性を保つホメオスタシスの三本の柱。『免疫』『神経』『内分泌』この3つの柱を支える基礎体力を低下させない、ようするに元気でいることがなにより大切です。
PM2.5に負けないカラダをつくることが何より大切。今朝の山梨日日新聞でも、山梨大学大学院環境科学の小林准教授のお話では、市販のマスクでシャットアウトするのは難しいということです。
便乗商法で様々なグッズが売り出されるでしょう。
身に付けるだけ、おくだけ、つけるだけ、ついつい飛びついてしまいますが、今からでも遅くないので、環境汚染に負けない体づくりもしっかりと行なって行きたいですね。
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