年末年始の食べ過ぎで『脾胃』が弱っていませんか？【山梨 漢方 沢田屋薬局】
シリーズでセルフメディケーションについてお伝えをしております。
セルフメディケーション（健康の自己管理）3つのメリットのその2「医療や薬に関する知識が身につきます」を漢方薬の代表処方、葛根湯を例えにしてご紹介しています。
葛根湯は非常に有名な漢方薬です。常備している方も多いでしょう。葛根湯は簡単に言うと「カラダを温めて風邪を治す薬」だと考えます。
ここで注意をしたいのが、ひどい炎症が起きている時の風邪です。
寒気がして、節々が痛く、汗が出ないときは葛根湯のようなお薬は最適ですが、激しい喉の痛みなどの炎症が起きている場合は服用に注意が必要です。
喉が痛い（炎症）、高熱が出ている（38.5℃以上）場合などは温める薬より冷ます薬が必要と僕は考えますので、葛根湯とはちがう薬のほうが良い場合があると考えます。
風邪のとき「とりあえず葛根湯」にはご注意ください。
炎症がひどい場合、葛根湯などの温める薬を服用すると、一時的に症状を悪化させる場合がございます。
まずはしっかりと自分やご家族の症状を確認することが必要です。葛根湯は「寒気」がするような場合は非常に効果が高いお薬ですので、寒気がしたら早めに服用しておくと良いでしょう。どんなお薬でも症状にあわせてしっかりと選ぶことが大切です。
（以上 HOPE さわたや薬局のヘルスケアコラムVOL．10より）
このように身近な葛根湯でも使い方によっては効果も出やすいし、効果が殆ど出ない場合がございます。
最近は漢方薬が面白い商品名で販売されることが珍しくなくなりました。ちょっと目的を間違えて買ってしまいそうなものも多くありますので、本当に自分に合っているのか？しっかりと専門家に相談して服用することをお勧めします。
次回からはセルフメディケーション3つのメリットの3つ目の紹介です。
～セルフメディケーションは自己判断で薬や病気の治療を行うことではありません。
くれぐれもご注意ください～
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