自律神経のセルフケア～呼吸編～その2

前回に引き続き、自律神経のセルフケアに役立つ情報を順天堂大学医学部教授の小林先生の著書よりご紹介しております。

前回は「ゆっくりとした呼吸が副交感神経を刺激して末梢の血流を増加する」ということをご紹介してきました。

末梢の血液循環が良くなることで、筋肉が弛緩して、カラダもリラックスできとおもいます。

「呼吸」「血流」

人間のカラダを支える2つの柱。この2つが弱ってしまうと自律神経のバランスも崩れるのですね。

自律神経のバランスが崩れるのをストレスだけの責任にするのもちょっと問題かもしれませんね。

もともと鼻などの呼吸器の弱い方や、血流の悪い方は同じようなストレスを受けてもそのダメージが違ってくるかもしれません。

・仕事の問題・家庭の問題・プライベートの問題・将来の不安　etc・・・

様々なストレスが有りますが、どっしりと受け止めることができる体づくりはとにかく基本になります。自律神経のお話を僕がする時には再三お伝えしています。

小林教授は著書の中で、自律神経のバランスを整える簡単な呼吸法を教えてくれています。それが・・・

「一対二の呼吸」です。

やり方は簡単・・・

「一で吸って、二で吐く」。

「い～～～～～～～ち」とゆっくり1をかぞえるペースで息を吸い、その倍の時間をかけて息を吐くという簡単な方法です。

緊張したとき、焦ったとき、イライラしたとき、自律神経のバランスがくずれたな？とおもったらぜひお試しください。

ヤル気が出なかったり、モチベーションが上がらないときは「速く短く息を吐く呼吸」をすることで自律神経のバランスを整えることができるそうです。

皆さんもぜひ、一番身近な呼吸から自律神経のセルフケアをしてみませんか？

（参考文献：サンマーク出版　小林弘幸著　なぜ、「これ」は健康にいいのか？）

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