「処方せん」ってどこの薬局でも調剤できるってご存知ですか?
漢方のおはなしや中医学的な小難しいおはなしが多い私のコラムですが、今回も病院のお薬関連のお話をしたいと思います。
前回のコラムでは「処方せん」はどこの保険薬局でも受付可能であり、医療機関や医師が保険薬局を指定することはできない、ということをお伝えしました。
今回はそれと同じ、もしくはそれ以上に皆さんがご存じない「処方せん」のことについてお伝えします。
☆処方せんに「有効期限」があるってご存知ですか??☆
処方せんは法律で定められた公的な書類です。所定の様式に従い発行しなければいけません。
沢田屋薬局のような保険薬局は万が一処方せんに不備がある場合それを患者さんや発行先の医療機関に報告しなければいけません。
処方せんを取り扱っていた一番多いトラブルは有効期限が切れた場合です。
「まだ自宅に薬が残っていたから・・・」と発行して1ヶ月以上経過した物を持参される方は月に一人二人ではありません。
実は処方せんにしっかりと記載されているのです・・・
ちょっと見にくい写真ですが処方せんに有効期限が記載してある場所です。
個人的には「ちょっと分かりづらいかな・・・ 」と思います。
とくにお年寄りにはわからないのではないかと思います・・・
処方せんの発行日は発行した日を含めて4日間です。
例えば7月13日、本日発行の処方せんは・・・
7月13・14・15・16日、16日までが有効期限です。ぜひご注意くださいね。
特別な事情により4日以内に保険薬局に行けない場合は医師のサインや捺印がある場合にかぎり使用期限を伸ばすことも可能ですので、医療機関にご相談くださいね。