思春期に多いカラダの不調〜起立性調節障害とは〜その1
6月下旬からの暑さも今やすっかり日常になってしまいましたね(^_^;)
例年より早い熱さの到来で準備不足の方も多いのではないでしょうか?
小学校や幼稚園・保育園などのプール開きも始まり、お子様たちの健康管理にも注意をしなければ行けない季節になってきました。
しばらくシリーズで漢方の知恵を基本にした「子供の夏の健康対策」をお伝えしたいと思います。
僕のような健康カウンセリングを仕事にしている人間は様々な相談を日頃からうけています。
そのなかでも多いのが「子供の健康管理」です。
僕も9歳と3歳の二人の子どもをもつ父親です。皆さんが少しでも安心して子供の健康を守れるようなアドバイスをしていきたいと思っています。
まず一番最初にお伝えしたいことは・・・・
「子供は小さな大人ではない」
ということです。
当たり前のことですが、なかなか実際はそのように受け止めていない方がおおくいらっしゃいます。
お子さんのお薬を選ぶ際には当然ですが、保護者の方への問診が大変重要になって来ます。
これはお子様からでは充分な情報が得られないこと、食事の内容や、運動量などがお子様自身ではしっかりと把握できていないことが理由としてあげられます。
子供は活発に発育を続けている状態なので、中医学では「純陽」とよばれ非常に成長が早く、成長に合わせた治療が必要と考えられています。
また、子供は大人に比べると「稚陰稚陽(ちいんちよう)」(陰も陽も未熟)といわれており体が未熟でデリケート。予防処置は万全にしてあげたいですよね。
次回は子供の病気の特徴について漢方的な考え方をもう少しご紹介したいと思います。