温泉入浴指導員・早川の冬場の入浴方法③・自律神経にも関係が!?~山梨 漢方 沢田屋薬局~
夏にオススメの漢方薬ということで、前回はちょっと漢方薬と副作用というお話をさせていただきました。
漢方薬はもちろん、合成の化学薬品にくらべれば自然にある素材を使ったお薬。副作用は少ないですが、体質や症状にあうと「ビシッと」効果がでます。
ぜひ、安全に有効に使っていただきたいと思います。
今回ご紹介する漢方薬もすべての方にオススメということではありません。しつこいようですが、服用の際はかならず専門家にご相談いただきますようお願い致します。
さて、今回は「体力中等度以下のものの次の諸症:感冒 暑さによる食欲不振 急性胃腸炎 下痢 全身倦怠」
このような効能がある中成薬「勝湿顆粒」をご紹介したいと思います。
勝湿顆粒・・湿に勝つ、まさに名前からして夏にうってつけの感じですね~
基本的には僕は体の中の「湿」を取り除く漢方薬だと思っています。
梅雨時や真夏は汗をかくにはかきますが、水分を摂り過ぎてしまい、体の中がジメジメになる方もおおくいます(むしろ最近ではジメジメの方が多いかも・・)
そのジメジメが体の中の胃腸に残ってしまうと下痢や食欲不振などのいろいろなトラブルを巻き起こす、そんなふうに僕はイメージしています。
構成生薬もからだの湿を取り除いたり、胃腸の機能を回復したりすると考えられている生薬などを中心にできており、まさに水分を摂り過ぎた方の胃腸のトラブルにはうってつけの漢方薬と言えるでしょう。
夏場は冷たい飲食や水分過多により五臓六腑の「脾」というところが弱ると考えられています。
「脾」は消化吸収・水分代謝の要と言われております。
消化吸収はご存知のとおり、食べたものから体に必要な血液を作ったりする源。まさに体の基礎といえます。
夏に負けない体づくり、この「脾」の働きをしっかりと補っておきたいですね~