「男を守れ!」男性更年期対策②~「ほぼ日刊」WEB版さわたや通信~
シリーズでお伝えしてきた「男性更年期」シリーズも今回で最終回。
「自信ない」「元気ない」「エッチない」
そんなさみしい熟年期を迎えないようにしっかりと心とカラダのお手入れをしておきましょう。
特に注意をしていただきたいのが定年退職後の男性です。
多くの男性は仕事中心の生活を送ってきました。
60歳を境にそれまで自分がいるべき場所がなくなり、家庭にいる時間、自由な時間が増えてきます。
先日もコラムで60歳から80歳まで、仕事をしないとしたら自由に使える時間が10万時間あるとお伝えしましたよね。
多くの男性がその10万時間を持て余し、心のバランスを崩してしまう方がおおくいらっしゃいます。
仕事を終えたものの・・・・
子供はすでに手を離れ
熱中する趣味もなく
仕事以外の人間関係が希薄であったりすると・・・
自由な時間があることがかえってストレスになってしまうということがあります。
このような状態に追い打ちをかけるように男性ホルモンの減少による更年期障害で自律神経に負担がかかり、精神的に落ち込んでしまう。
現在、男性更年期及び定年退職後の男性が精神疾患になりやすい原因はこのあたりにあるのではないかと僕は思います。
いわゆる「生きがい」をもって生活することが本当に大切になります。
自分自身も今は仕事や家庭でなかなか自分自身が楽しめる趣味がない無趣味な人間なので、これから何か打ち込めるような趣味を見つけたり、仕事や家庭以外のライフワークをつくっていきたいと思います。
さて、そこでオススメしたいのが、男性更年期改善法の三番目であり、男性更年期予防にも繋がる「心のバランスを崩さないための養生」です。
~心のバランスを崩さないための養生訓~
☆ひとりで悩まないで!相談相手を持ちましょう
(できれば家族以外でいると理想的です。家族がストレスの原因ということもおおくあります。)
☆周りを気にせずゆっくり考える時間を。一人の時間大切に
☆口癖が「忙しい」になっていませんか?
☆仕事に優先順位をつけましょう(上から2~3個できればよしとしましょう)
☆結論を急がない
(男性はけっこう結論を急ぎます。ちょっとくらい曖昧なぐらいに耐えるようにしましょう。)
☆ときには諦めることも大切(潔さも大切に)
☆思いやりのこころを大切に(ありがたい、と思う心にストレス無し)
以上です。
僕が男性でも女性でも更年期の方の健康カウンセリングをする際、大切にしているのが、「どうして今このような症状が起きているのか?」ということをできるだけ理解していただくことです。
原因がわかれば安心につながります。
人間誰しも、「原因不明」は嫌なものですよね。
原因が別ればそれにあう対処をすれば良いのです。
更年期は体の正常な変化。それを受け入れつつ、漢方や大切改善で元気なカラダにしていきましょう。
困ったときはいつでも私までご相談くださいね。