「男を守れ!」男性更年期対策~「ほぼ日刊」WEB版さわたや通信~
今回からはいよいよ私、健康カウンセラー早川がおすすめする「男性更年期改善法」です。
まずは更年期障害の原因をおさらいしてみましょう。
どんな病気も
「原因ありて結果あり」
と僕は考えています。
原因を無視して治療はできないし、適切な対応もできないと思います。
更年期は心とカラダのバランスを崩してしまうことが一番の原因と考えます。
それは加齢などの原因で男性ホルモンが低下して人間のカラダを支えている
「自律神経」
「ホルモン」
「血流」
この3つのバランスが崩れることでおこるとかんがえます。
以前も登場した3つの三角形です。
西洋医学では、足りなくなったホルモンを外から注入して、バランスを取ろうとします。
また、イライラや不安、不眠などの症状を向精神薬などの薬物で一時的に(一時的ではない方も多いですが・・・)押さえてやり過ごすこともしていると前回ご紹介しました。
薬物療法も、急激なつらい症状を抑えるためには必要な処置で多くの方がこれにより救われています。だだし、デリケートなお薬ですので、きちんと専門の医師に診察をしてもらうことが望ましいと思います。
僕がおすすめする「更年期改善法」それは・・・
①つらい症状は体に負担の少ない漢方薬で
②自律神経・血流の元気を維持
③心のバランスを崩さない養生を
この3つが中心になります。
一番目の、つらい症状を抑える漢方薬は、服用する方の体質などにより異なりますので、「男性更年期にお悩みの方はコレ!!」というような簡単なものではありませんので、ご容赦ください(笑)一人ひとり違って当然ですよね。
二番目の自律神経・血流の元気を維持ですが、これは更年期だからとか、という問題ではなく、すべての方に共通する事だと考えます。
人間は基礎体力に支えられて、「内分泌」「神経」「免疫」の働きで外からのストレスやウイルスなどの病気の原因から身を守っていると僕は考えています。
この基礎体力をしっかりと整えておくことが更年期を初め病気の予防や、病気の治療につながります。
カラダに元気がない人はやはり更年期などにもなり易いし、精神疾患にもなり易いですよね。
この基礎体力はある意味「薬の効きやすい体づくり」ということにもつながります。
漢方薬や、西洋薬などが短期間でしっかりと効果を出すためにもここをおろそかにしてはいけません。
当たり前といえば当たり前ですが、意外と治療薬だけ服用してカラダの基礎体力を整えることをしない方が多いので注意が必要です。
基本的には
・食事
・睡眠
・運動
などで整えますが、必要であれあ滋養強壮剤などを服用して予防しておくことが大切になります。
滋養強壮剤は本来そのような使い方をするためにあるお薬です。
決して「疲れたけども無理して頑張る」ためにあるのではありません。
次回は三番目の「心のバランス崩さない養生」をお伝えしたいと思います。