「男を守れ！」男性更年期対策～「ほぼ日刊」WEB版さわたや通信～

今回よりシリーズで「男性の健康」についてお伝えしたいと思います。

男性の健康、とくに男性不妊や男性更年期は女性の同じようなお悩みに比べて非常に取り扱われる機会がすくなく、情報も不足しています。

このシリーズのキャッチコピーは・・・

「男性を守れ！」

です。

僕もこのコラムにて女性の健康については何度もご紹介してきていますが、男性の健康のことは今まで触れてきませんでした・・・今回は反省を込めて、すべての男性に捧げる内容として、ご紹介をしたいとおもいます！


男性の皆さん！

立ち上がりましょう！！＼(^o^)／



さて、冒頭でも述べましたが、カウンセリング薬局をしておりますと、学術団体や研究会主催の女性の健康に関する勉強会、研修会などは非常に多いのですが、残念ながら男性更年期や男性不妊に対する勉強会などはまだまだ不足しています。

なぜでしょう？(T_T)

女性に比べて男性は元気なのでしょうか？



いや、平均寿命は女性のほうがダントツに長いですよね(-_-;)



男性の方が病気になりにくいのでしょうか？



いや、三大疾病（ガン・心臓病・脳卒中）などの発病は男性のほうが多いのです(-_-;)

不妊や更年期などのお悩みは男性には殆ど無いのでしょうか？


いや、不妊の原因の約4割は男性に原因があるというデータもございますし、ちょっと昔の記事ですが、2003年3月の毎日新聞の記事によると中高年男性の3人に一人が男性更年期ではないか？と言う記事もございました(T_T)



いままであまり触れられてこなかったのは男性の更年期や精力の衰えなどは「アンタッチャブル」なところであり、社会的な環境も大きく影響をして、取り上げることがなかったのではないでしょうか？


そんな日本でも2006年に札幌医科大学名誉教授・熊本悦明先生により「日本メンズヘルス医学会」が設立されました。

2006年、たった5年ほど前に設立されたばかりなのです。本当に最近ですよね。


今までは、男性のヘルスケア（病気の予防や養生）はいわゆる精力剤のようなものを販売するだけ、ドリンク剤やビタミン剤などで疲れを取ることだけが中心で、年齢による体の変化などに関してはほとんど手がつけられていませんでした。

雑誌などでも訳の分からない精力剤のようなものが面白おかしく紹介されるだけで、女性の健康特集に比べるととても医学的・薬学的な見地からは程遠いものばかりです。いまだにその傾向は強く出ています。


「男はドリンク飲んで頑張りなさい！！」


ひどい話ですよね（苦笑）


「男に更年期？なにいってんだよ、女性だけでしょ？」

そんなことを行っていると現代では笑われてしまいます。

次回は、男性更年期の仕組みや対策についてご紹介をしたいと思います～