年末年始の食べ過ぎで『脾胃』が弱っていませんか?【山梨 漢方 沢田屋薬局】
さて、全8回にわたりお伝えをしてきました、漢方夏バテ対策。
少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
このコラムの感想やご意見などございまいたらマイベストプロ山梨内の問合せMail等よりいただければと思います。
さて、前回、夏に注意した病気として冷房病をご紹介しました。
体温調節が上手くできなくなり、自律神経のバランスを崩してしまう・・・ということをおつたえしました。
今回は夏に弱りやすい胃腸の働きと、自律神経についてお伝えしたいと思います。
自律神経のバランスを崩して一番影響が出やすいのは「胃腸」の働きだと僕は思います。
夏はただでさえ、水分の摂り過ぎで胃が水浸しになり食欲不振になり易くなります。
そこに自律神経の不調が加わると余計に機能が低下してしまい・・・
暑さ⇒食欲不振・自律神経の乱れ⇒体力低下⇒疲れ⇒病気・体調不良
という流れになってしまいます(^_^;)
どこかでこの流れを断ち切ることが大切だと思います。
次は夏に体調を崩す原因と流れをもう一度おさらいしながら対策を考えていきたいと思います。
夏に体調を崩す一番の原因は当然ですが《夏の気候》です。
高温・多湿な気候はそれだけでもストレスになり、疲労の原因となります。
夏の暑さは《発汗》や《皮膚血流の増加》、《冷たいものの摂取》により体温調節の乱れを引き起こします。
体温調節の乱れは体内で《水分不足》《ミネラル不足》を引き起こし、結果的に《内蔵血流の減少》《胃の機能低下》を引き起こします。
また、夏の高温多湿の気候は前述の《冷房病》に加えて、熱帯夜などによる《睡眠不足》も加わり非常に《自律神経の乱れ》を引き起こしやすくします。
この《内蔵の血流減少》《胃の機能低下》《自律神経の乱れ》この3つが重なることでいわ【栄養不足】【免疫力の低下】【疲労の蓄積】⇒【体力消耗】⇒夏バテ
につながると考えます。
なぜ私が長々と夏バテの仕組みついてお伝えしたか?
それは仕組みや原因が分かっていれば予防もできるし、養生もできるからです。
敵のことをよく知らないのに戦いには勝てませんよね??(*^^)v
夏バテになったからと言ってドリンク剤を飲むことは決して解決にはなりません。
その場は多少しのげるかもしれませんが、【なぜ、夏バテしたのか?】それを考えないと夏バテの克服はできないと思います。
毎年夏バテでお悩みのあなた!今年こそ夏バテをせずに元気に楽しい夏を過ごしましょう~