温泉入浴指導員・早川の冬場の入浴方法②・自律神経にも関係が!?~山梨 漢方 沢田屋薬局~
マイベストプロ山梨のコラム、たくさんの方に御覧いただき、本当にありがとうございます。
これからもできるだけ毎日健康情報をお届けしたいと思います。
沢田屋薬局では、毎月限定300名のお客さまに「~ほぼ月間~さわたや通信」をお届けしています。このマイベストプロのコラムは「WEB版さわたや通信」として私も活用させていただきたいと思います。
さて、シリーズでお伝えしている「漢方夏バテ対策」
僕の夏バテ対策は
「◯◯な症状の方にはこの漢方薬」
「◯◯の人は◯☓△湯」
といったように「薬さえ飲めば大丈夫」というような魔法のような方法ではありません(^_^;)
「医者と薬は舵取り」
正しい方法・治す方法は薬やお医者さんが示してくれますが、薬だけ飲んでも慢性的な病気は治りません。
夏バテも同じ。夏バテをしてしまう生活習慣を改善していかないと、その場しのぎでまた同じことを繰り返してしまいます。
僕がいつもコラムにて「予防」とか
「養生」とか
病気になった原因とか
「わかっちゃいるけどやめられない」
ということを繰り返しお話ししているのは、そこを治さないと病気は治らないからです。
一時的に症状を押さえても・・・・・・ですよね(^^ゞ
さて、本題に入りましょう。
水分不足がどうして心筋梗塞・脳梗塞を起こすのでしょうか?ということです。
心筋梗塞、脳梗塞の一番の原因は「ドロドロ血液」ですよね。
ドロドロ血液の原因は食事の不摂生や内臓機能の低下(漢方的には主に肝腎の弱り)でゴミが体外に出せなくなり、血液の中にゴミが溜まることが一番の原因ですよね。
じつは水分不足からでもこのような状態になるのです。
例えば、皆さん大好きな
「カレーライス」
作ったばかりの時は水分もしっかりあり、多少サラサラしていますよね。
これを2日間、3日間、煮込んだらどうでしょう?
「グツグツ・・・・」
水分がすっかり蒸発してドロドロの煮こまれた状態になりますよね。
いわゆるよ~く煮こまれた美味しいカレー状態です~
汗をたくさんかいて水分不足になった血液はまさに3日間煮込んだ美味しいカレー状態なのです(^^ゞ
どろどろしています。
血液もそんな状態になってしまうのです・・・
サラサラのものは血管というホースの中をしっかりと流れますよね?ゴミも少なく、煮こまれていませんからさ~っと流れます~(^O^)
では、ゴミがいっぱいだったり、3日間煮込んだドロドロのカレーはどうでしょう?(^^ゞ
当然途中で詰まってしまったり、流れが悪くなってしまいますよね・・・
水分不足でも脳梗塞や心筋梗塞がおこりやすくなりますので、しっかりと正しい方法で水分補給をしておきたいですよね。
予防法としてはまず、適度な水分をとって流れを良くすることが大切ですが、脳梗塞や心筋梗塞の根本は血液のゴミ掃除をしないとその場しのぎです。普段から血液にゴミが多い方は水分不足でこのような症状になりやすくなってしまいます。
ご注意くださいね。
水を飲むだけでは、水分不足からくる脳梗塞や心筋梗塞の予防にはなりますが、ゴミが溜まっている方の予防にはほとんどなりません。
いまだに「水を飲むと血液サラサラ」
なんてことをおっしゃる方もいますが(笑)
ドブ川にいくらたくさん水を入れても薄まるだけで決して飲めるようにはなりませんよね?
ゴミが多いことには違い有りませんし、水を入れすぎて川が溢れたら大変なことです。
水分を取ることと同時に血液のゴミ拾いをしっかりしましょう。
血液のお掃除は漢方的には五臓六腑の働きを改善することが大切と考えられています。興味のある方はお気軽にご相談くださいね。
夏の水分不足で起こりやすい病気をご紹介しました。適切な水分補給(正しい方法・正しい分量)と健康管理で乗り切りたいですよね。