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コラム

他社との差別化を図る!展示会ブース装飾事例

2022年5月31日 公開 / 2022年6月6日更新

テーマ:展示会施工実績

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: マーケティング戦略POPデザインパーソナルブランディング

こんにちは!クリスタル企画の岩谷です。
前回のコラムに引き続き、今回も展示会出展の際に参考になるブースデザイン・装飾の事例をご紹介します。


展示会ブースのデザイン・装飾、毎回同じでいいの?

「周りのブースはどんな感じなんだろう……」
「前回好評で集客も良かったデザインも、今回はなぜかあまりパッとしない」

何度ご出展されても、お困りの担当者様も多いのではないでしょうか。
自社やブランド・商品展開に合わせたイメージを表現することはもちろん大事ですが、周りのブースや展示会自体の雰囲気も気になるところ。自社のイメージカラーを全面に使ったら、近くのブースが全く同じ色だった……なんてことも少なくありません。


実際のところ、いつも同じデザインでご出展されている方も多いかと思います。
ですが弊社としては、可能ならばデザイン・レイアウトの見直しは毎回必須だと考えています。ベースのデザインやカラーはそのままでも、弊社ではブースの場所や周りの出展者様、また昨今の展示会の状況やお客様の流れを鑑みてデザインやレイアウト改善をご提案することができます。

快適に使えるデザイン・魅力を伝えるデザインの両立

直近では、ソーシャルバイヤーのためのライブコマーススペース・オンライン商談のための機材といったオンラインの手法も一緒に取り入れることも。
そうすると、小間数が増えない限り今まで展示スペースにしていたところを削る・お客様との商談スペースやストックスペースを削るということが必要となってきます。

時代の変化とともに展示会のブースデザインというものは刻々と変化していますね。

展示商品は減らしたくないというお客様には、省スペースでも収容点数が減らない什器のご提案を。ストックスペースや商談スペースは、無駄を省きながら出展者様・来場者様双方が快適に使えるスペースづくりを。デザインというのは、表面的なものだけではありません

さらに、来場者様は社名・ブランド名で目的の出展者を探す方が大多数かと思いますが、展示会というのは大事な出会いの場。「他にも良いものはないか」と、目を光らせているご来場者様は想像以上に多くいらっしゃいます
そのような方にご出展者様のブランド・商品の魅力を伝えるブースを作ってみませんか?


クリスタル企画のブースデザイン事例



こちらのブースは黒をベースとして、木口にポイントで赤を入れています。
さらに什器の腰部分を木工パネルで囲い、パヴェ製品のグラフィック出力をふんだんに散りばめています。什器ひとつひとつのシルバーのフチの存在感を薄め、什器間の隙間を気にさせずにブース全体の統一感を出せる上、「どのような商品を扱っているのか?」がひと目で分かるようになっています。


ジュエリーは小さな商品が多いです。通路からでもなかなかどのような商品なのか見極めるのは難しいでしょう。
興味を持っているお客様との機会損失を少しでも減らすべく、このように自社製品をひと目で分かりやすく「文字」や「写真」で訴求するのも戦略の一つです。



全体が白で統一されており、展示台の上の商品が映えるブースです。カーペットもピンクで明るい印象を受けますね。
柱の数も安全性に配慮しながら展示台の間に入るように設計し、展示台は通路から少し内側に配置されています。自然と来場者様がブース内に入ってこられるよう、動線も考えられています。


美しいダイヤの煌きが眩しい背面の出力。白の壁紙との相性も良いキラキラとしたテクスチャの背景もブースの雰囲気をより高級に演出しています。

このような美しい出力にするためには、元データの解像度も必要です。重視されていない方も多くいらっしゃいますが、拡大したときの写真の劣化は意外と目につくもの。
特にジュエリーにおいては繊細なカットや小さなパーツもありますよね。ご来場者様に商品の魅力をお伝えするためには、印刷に耐えうる十分な解像度のデータを用意することが大事です。



とてもインパクトのある設計で目を引くこちらのブース。
高い中央の三角柱の壁は上部にライトを配置し、内側はストックスペースとなっています。白や黒を基調とし、壁面の大きな写真出力やカーペットの切替でひとつのブース内にそれぞれのブランドを上手に表現しています。


周りの通路どちらから見てもインパクトが感じられます。
さらに、写真出力以外はシンプルにまとめているため、中心に大きな壁があっても圧迫感を感じさせず開放感があります。



1小間のシステムブースでも印象深いものにすることは可能です。
奥のパネルが打ちっぱなしのコンクリートのようになっているのがわかるでしょうか?さらに什器や備品もモダンなものを選んでおり、センスのある洗練されたブースになっています。

商談スペースにもよく使われるパイプ椅子ではなく黒の椅子を用いており、これがシステムブースの黒部材とも調和。このように細かなところまでこだわっているブースは、どんな方にも丁寧な仕事ぶりが伝わり、展示されるジュエリーもより美しく映えます。



前回のコラムでご紹介したこちらのブース。
要所要所に「和」の要素が散りばめられ、山梨県の伝統工芸品に華を添えています。


水晶彫刻の凹凸もはっきりと見え、商品の緻密な手仕事をそのままご来場者様に伝えられます。


出力の色彩も統一され、黒パネルがベースになっているのでカラフルな商品の展示にもピッタリ!

展示会ブースができるまで〜集客に繋がるブランディングデザイン〜
https://mbp-japan.com/yamanashi/crystal-project/column/5110098/
前回のコラムでは「ブランディングデザイン」という部分に焦点を当てながら、こちらのブースができるまでを写真を交えて詳しく紹介しているのでぜひご覧ください。



鮮やかな紫色と淡いピンク、白の什器。高級感がありながら優しい雰囲気を感じさせるブースです。1色だけをポイントに使うとどうしても他のブースと似た仕上がりになってしまうことも多いのですが、2色以上の配色をうまく使うとオリジナリティがグッと高まります。さらに、ご来場者様の印象にも残りやすいのでおすすめです。


しっかりと什器に当たるように配置されたライトで、展示商品の輝きがより際立ちます。



スポーツの展示会らしい、アクティブさを感じさせるデザイン。出力はもちろんですが、高低差のある木工ブースもインパクトを感じさせます。基本の配色は白・黒でコントラストが高く仕上がっているのも目を引きますよね。


モノクロの出力に、差し色のオレンジがアイキャッチになっています。


商品の使用シーンがひと目で分かる出力。ご来場者様に実際の用途や使用例を想起させるのも重要な戦略です。



富嶽三十六景のようなインパクトのある背面出力!一枚絵のようになっているブースはとても珍しいです。展示会をあとにしても、思わず話題に出したくなってしまうほど印象に残りますね。


先程の写真でも気になった方もいらっしゃるかと思いますが、こちらには大きな金色のダルマが乗っています!さらに背面の出力や、奥の什器のうえにも小さなダルマがあちこちに。
出力だけではなく、実際のモチーフを置くというのは珍しい例ですが、ご来場者様のブース認知への影響は抜群です。



木工ブース1小間、2面の壁面だけでもブランドの雰囲気が伝わるブースになっています。
白ベースのモダンなブースは、照明を点けたときの影もまた演出の一つに。什器も脚付きの上品なデザインで、現代的な印象がうかがえます。



幅の広いパラペット、ロゴが視認しやすい行灯の柱、背面パネルにはヤシの木と海を感じられる出力。ジュエリーの展示会には珍しい世界観ですが、こちらのブースの周りでは爽やかな風が感じられるかのようです。


照明を点けると、こちらも白が明るく映えて屋内にも関わらず陽が差しているかのよう。ブースとして世界観を演出し、非日常を感じていただくのもいいですね。
ご来場者様にも楽しく商品を見ていただけるブースとなっています。


ブースデザイン・装飾のご相談はクリスタル企画へ

年間300件以上のブースを施工することもある弊社では、様々な装飾のご相談をいただきます。さらに全国各地の様々な展示会を周って常に現場を見てきているので、ご出展者様のご要望とうまく擦り合わせてご提案させていただきます。

「こんなデザインはできる?」「コストはどのくらい?」
どんなに小さなことでもご相談ください。スタッフ一同、親身になってお話をお聞きします。

この記事を書いたプロ

岩谷鷹義

展示会ブース、店舗内装デザイン等の企画・設営・管理のプロ

岩谷鷹義(有限会社クリスタル企画)

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