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田口恭一

“心”と“身”を育む空手指導者

田口恭一(たぐちきょういち) / 格闘家

国際空手道連盟 極真会館 東京城西世田谷東支部

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コラム

試合の意味

2014年6月17日 公開 / 2014年7月31日更新

テーマ:試合

コラムカテゴリ:スクール・習い事



6月21日(土)西東京市 コール田無にて「第1回 城西世田谷東支部型交流試合」を開催します。
現在、城西世田谷東支部の全道場で「型」をメインとした稽古を行っています。

極真空手は「勝負偏重主義」です。

試合に出場するからには、勝つつもりで稽古をしなくてはならないし、試合となったら試合終了間際まであきらめず、ルールの中で必死に戦わなくてはなりません。

最初から、「負けてもいいや」という気持ちで稽古したら、それこそ試合に出場する意味がありません。

試合に出場する選手は「勝負偏重主義」で稽古をし。試合に臨んで欲しいと思います。

しかし、指導者・保護者は、試合を、その場の「点」の視点でなく、その子の「プロセス」を評価する「長い視点」を持つ必要があります。

特に、幼年、少年期における試合は、

「期限を決めた具体的な目標を設定し、その目標に向けて自分からより具体的に行動する」

という事が一番大切です。

そして、この姿勢で取り組む事は、空手の試合だけでなく、将来、普段の生活にも必ず活きてきます。

試合の場がただ単に、「勝った」から良かった「負けた」から駄目、意味が無かったという評価だと、そこに学びはありません。

試合は、試合の場だけが試合ではなく、「試合に出場し、試合が終わり、次の試合に臨む」までが試合です。

試合の出場を決めた時点で、皆1勝しているのです。

試合の出場を決め、試合に向けて頑張って稽古をすること。
稽古の中で動きが思い通りにいかず悩むこと。
厳しい稽古を乗り越えて自信をつける事。
沢山の人の前で、緊張を乗り越えて、勝負をする事。
勝った時の自信、負けた時の悔しさ。その感情をコントロールする事。
負けた時の立居振る舞い、勝った時の立居振る舞い。
稽古に付き合ってくれた人達への感謝、対戦相手への感謝・・・

勝っても負けても、試合に出場し真剣に稽古をしたならば、そこに沢山の学びがあります。

指導者・保護者はその視点を忘れてはいけません、

指導者、保護者にこの「プロセスを評価する」視点が無いと、試合がとても残念な場になってしまいます。

当支部では、試合においては、指導者・保護者はプロセスを評価する姿勢を持つという事を大切にしています。

第1回城西世田谷東支部型交流試合に出場する選手の皆さんは、頑張って稽古をしてください。

そして、指導者、保護者の皆さんは、長い視点で子供達を見守ってく下さい。

今回の試合の場が、参加した全ての人にとって、良い学びの場にするよう御協力お願い致します。

■あわせてご一読ください

「試合で学ぶ事」http://setahiga.com/?page_id=1112
「大会マナー」 http://setahiga.com/?page_id=10054
「大会への参加の仕方」http://setahiga.com/?page_id=10035



※ただいま三軒茶屋道・二子玉川道場では6月入会の方に道着をプレゼントするお得なキャンペーンを実施しています。
※当道場では入会金はいただいていません。

二子玉川道場HP
http://futako.setahiga.com/

三軒茶屋道場HP
http://setahiga.com/

国際空手道連盟極真会館
城西世田谷東支部(三軒茶屋・三宿・二子玉川・成城学園・狛江・祖師谷・田無・昭島・東大和)
支部長 田口恭一


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田口恭一

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