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杉山幸恵

現代の和を提案する着付師&ウエディングプランナー

杉山幸恵(すぎやまさちえ) / 着付け師

株式会社 アントワープブライダル

コラム

和装のトレンドはありますか?

2019年11月9日 公開 / 2020年1月13日更新

テーマ:衣装

コラムカテゴリ:冠婚葬祭

コラムキーワード: 振り袖

11月は暑い日のスタートとなりましたね。七五三・結婚式などお祝い事が重なるシーズンになりますので、お天気が週末ごとに気になる時期になりました。

先日、雑誌の企画で和装のトレンドについてスタイリスト数名で座談会形式で話す撮影がありました。花嫁衣裳の和装にトレンドがあるのかしら?という編集サイドからの疑問に話し合うことになりましたが、私はトレンドを感じるのは、ヘアー・メイクだと思っています。かつらの場合でも、昔よりお顔が小さくなっている今の花嫁様に合わせてかつらやかんざしの大きさは、小さくなってきています。アンティークかんざしは比較的大きめで豪華に見えるものが多いので、現在のかつらに使用するよりも洋髪に使用することで豪華さを演出できます。

メイクもナチュラル系がお好きな花嫁様も増えているので、和装と洋装の区別のないメイクになってきています。花嫁さまはトレンドも敏感なお年頃ですしSNSでの情報も豊富ですので、着物スタイルよりヘアーメイクの方が敏感にトレンドを感じているように思います。

では結婚式の和装(着物)にはトレンドはないの?ということですが、色などは少しあるかもしれません。例えば、5点セットと言われている筥迫。懐剣・末広などのお色にパステル系を使用するのは、現代になってからのように思います。また、ヘアーメイクのようにトレンドが春夏といったように、一年で頻繁に変化することも少ないでしょう。スタイルの角度から見ると、昔は黒の引き振袖が流行っていましたが、今ではほとんどが色打掛になります。このように衣装のアイテムの変化は、時代の流れと共にあるようです。アントワープブライダルでは、ヴィンテージの花嫁衣裳の取り扱いをしていますが、とてもコーディネイトはむつかしいです。素敵だからといって昔の小物ばかり合わせると、どことなく古っぽく感じることもあります。程よく、現代物とミックスしたスタイリングにするよう心がけていますが、このバランスがとてもむつかしいですね。足し算ではなく、引き算の考え方で小物合わせをしていく事を心がけています。
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