「男着物」は「サムライ」の心意気を持つ男性のこだわりが楽しめる粋な装い
- カテゴリ:
- くらし

昔ながらの和装は男性が格好良く見える魔法のファッション
私は着付け師ですので結婚式では、花嫁・花婿様の着付けを担当いたします。日本人でありながらも今では、ほとんどの花婿様は七五三以来、着物を着るのは初めての方が多いのが印象的です。
しかし、改めて「紋付き袴」のご自身の姿をご覧になるとまんざらでもないような表情になり、「和装は苦手意識」から「かっこよく見えるアイテム」に変身しています。このように「着物」には男性をかっこよく魅せる魔法のアイテムといえるのではないでしょうか。
男性着物は見えないところへのこだわりが楽しめる
男性着物のおしゃれは女性とは違い、見えないところにこだわりを持つこと。例えば、長襦袢・羽織などに様々な柄が描かれた裏地などです。
現代の洋装ファッションでも「時計・ベルト・靴」など一見分かりにくいところにこだわりのセンスが光りますよね。着物も洋装も「さりげないおしゃれ」の感覚は昔も現代も同じだと思います。
確かに、日常から着物を着ることはなかなか容易ではありませんが、このようにかっこよく男性が着こなせるアイテムであれば、ビジネスとして取り入れてくる企業様もあります。
ファッションブランドでも手軽に着ることができるデニム生地の着物やこれからのシーズンにはよく見かける浴衣であったり「男を上げる技」として男性向け着付け教室などもありますから気軽に利用してみるのも良いと思います。
日本に西洋文化の衣装がはいってきてから140年あまり。日本人の食生活も体系も変化してきました。しかし、私たち日本人男子の「サムライ」の心は昔も今も変わりはないのではないでしょうか。「着物」を装うという事は日本人であることを再認識する良い機会でもあると思っています。
関連するその他の記事
終活―――生前整理をする時に気をつけるべきこと
外出が躊躇われる状況になって以来、身の回りのモノの片付けに手をつける方が多くなっています。家に居る時間が増え、思いがけず溜まった服や趣味のコレクションなどに向き合うよい機会となったようです。そこで、終活の一環として身の回りを整理する時の注意点を四つご紹介いたします。
ファクトチェックの考え方とは?氾濫する情報の中に埋もれる現代人は、何を判断材料にすればいい?
情報の海の中から正しいものだけを読み取り、思い込みによる誤った判断を回避するために、日頃から私たちは何を心掛けるべきでしょうか。研究開発プロデューサーの中喜隆さんに聞きました。
SDGsにもつながる「サーキュラー・エコノミー」とは? 中小企業の取り組み事例からビジネスチャンスを知る
今、期待されているサーキュラー・エコノミーの考え方とはどのようなものなのでしょうか。国内の取り組み事例をはじめ、今後の展望と課題について、中小企業診断士の岡本洋平さんに聞きました。
創業90年3代目ハンコ屋が『脱ハンコ騒動』から観る時代の転換点
本記事では、創業90年のハンコ屋店主による、コロナ禍で進むデジタル化での『脱ハンコ騒動』について詳しく記載されています。