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これを読めば分かる!生前(寿陵)のお墓にお経は必要?

2016年9月21日 公開 / 2019年8月22日更新

テーマ:マキセキブログ

コラムカテゴリ:冠婚葬祭

コラムキーワード: お墓


生きているうちにお墓を建てる人が増えています。民間の霊園では最近、申込者の多くが生前にお墓を求めていると言われているそうです。「生前に用意したけど、この後どうすればいいの?」と言うお声を、先日お客様からもご相談頂きました。
生前にお墓の準備をしようとしている方や、生前のお墓を建立したい方に是非読んでいただきたい!
お墓の入魂式・開眼法要についても、お話していきたいと思います。

生前にお墓を建てる

生きているうちにお墓を建立する。
これを、寿陵(じゅりょう)墓と言い、大変縁起の良いものと言われています。
「生前にお墓を建てる、寿陵とは?その歴史とメリット3つ!」←記事はこちら
今までお墓を建てるタイミングとして、身内が亡くなった後や、法要等にあわせてお墓を建てる人が多かったのですが、
最近では、縁起の為だけではなく、子供に負担を掛けたくない、または、自分の気に入った石材やデザイン、場所などを選びたいという人が寿陵墓(じゅりょうばか)を建てているようです。

開眼法要・入魂式 とは?

通常、お墓が建立したら、最初に墓石に魂を入れる
『入魂式』または『開眼法要』を行います。
お墓に限らず、仏像や、仏壇、仏画、卒塔婆、位牌、石塔などは全てこのような儀式を経て
はじめて霊験ある存在になるそうです。
つまり魂を入れない墓石はただの石にすぎないと言う事です。
墓前で、お坊さんに開眼(入魂)のお経を唱えて頂き、魂を迎え入れる事が必要です。
開眼(入魂)が終わりますと、墓石は『仏塔』となり、そこは仏の居ます浄土になるそうです。
納骨を控えている場合には、納骨法要と一緒に行う事もあるそうです。
法要の営みについては、宗派により異なりますので、事前に菩提寺に相談されたほうがよいでしょう。


生前墓(寿陵墓)の開眼法要と時期

生前にお墓を建てられた場合も、特に決まりはありませんが、仏教においても「寿陵」を建てることは、
「生前自分のために仏事をいとなみ冥福を祈ること」となり、寿陵墓の場合も、亡くなった後に建てられたお墓と同じように
お坊さんに開眼のお経を唱えて頂き、魂をお迎えする方もいらっしゃいます。分家の方にとっても、開眼法要を行うことにより、ご先祖様との絆も生まれ、「先祖代々」のお墓になるそうです。法要の方法なども、宗派によってさまざまですので、
事前に菩提寺に相談されたほうがよいでしょう。時期としては、建立時期が良いと思われますが、お盆やお彼岸時は、お寺様も忙しい時期になりますので、少し外されたほうが、日程も組みやすいでしょう。


まとめ

寿陵墓は、大変縁起の良いものとされているお墓であり、建立思案にも時間を掛けることができます。
満足のいくお墓をつくることが出来た後、永代に渡り家族で大切に受け継いでいく大切なお墓となります。
開眼法要し「魂」をお迎えすることにより、次世代の子や孫にお墓を通じて、命のつながりや、供養の大切さなどに気づく、『墓育(はかいく)』にもなり、ご家族で何度も足を運びたくなるお墓になることでしょう。




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