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影山真里

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影山真里(かげやままり)

株式会社牧之原石材

コラム

どうしてお墓は『石』なの?神話に秘められた想いとは・・・

マキセキブログ

2016年9月28日 / 2018年12月5日更新


ふと・・・考えてみると、なぜお墓は石なのでしょう?
当たり前のように私を始め日本人は、「お墓といえば・・・石!」と思い浮かべる方も多いと思います。
少し前に、陶器製のお墓などが、新聞やテレビで話題になりましたが、あまり人気も無く
日本人はやっぱり「お墓は石で」という気持ちが強いようです。
日本人が『石』に対しての思いのルーツなども掘り下げてお話していきたいと思います。

日本人と石の文化

日本の文化財などを見ているといろいろなものがありますが、その中でも日本は「木の文化」が多いようです。
家、神社仏閣、お城などなど、海外と比べると、木造建造物が多い印象を受けます。海外ですと、石造のモニュメントやピラミッド、宮殿や都市建造物などがありますが、日本では石での建造物はあまり例を見ません。日本には、古代から石を「聖なるもの」とし、斎き祀った遺跡などが多く存在します。
・神の依り代という「磐座(いわくら)」・「石境(いわさか)」・「磯城(しき)」
・環状列石(かんじょうれっせき)縄文時代の古代人の墓
・道祖神(道などにある石碑)、石仏 など
神さまや、お祀りするものとして、石を対象としてきました。
その訳には、神々の誕生と深い関係が有るようです。

知っておきたい『追善供養』

人が亡くなると、次に生まれ変わるまでの四十九日間は、7日ごとにあの世の七人の王による裁判を受けて、次に生まれる世界が決まると言われています。七人の王たちは、様々な方法で生前の行いを突きつけて死者を厳しく責めますが、最後に必ず、遺族による『追善供養』が正しく行われているかどうかを調べるといいます。『追善供養』を行うことによって、あの世や六道のどこかに生まれ変わって苦しむ故人を救う事が出来るからです。人が亡くなって、四十九日、百ヶ日、一周忌、三回忌、十三回忌やお盆、お彼岸に行う供養が一般的に『追善供養』とよばれています。但し諸説がありますので、お世話になっているお寺さんにお尋ねください。また違った解釈を聞くことが出来るかもしれません。

日本の神々の誕生とお墓のルーツ


日本列島と神々の誕生の物語「神代(かみよ)【古事記】」より、日本列島は、天の神々が「イザナギの命(みこと)」という男の神様と「イザナミの命(みこと)」という女の神様に、「国生み」を命じて生まれたそうです。イザナミの命が亡くなった際、イザナギの命はイザナミに会いたくてあの世の「黄泉国(よもつくに)」へ 行ってしまいます。亡くなったイザナミの命に恥をかかす事となり、イザナミはイザナギを追います。イザナギの命は「黄泉比良坂(よもつらさか)」までくると、【千引石(ちびきいわ)】で出口を塞ぎました。この千引石こそが、墓石の始まりです。

千引石(墓石)の意味


千引石(ちびきいわ)=墓石に込められた意味とはどんなことなのでしょう?
①死者の国(黄泉の国)とこの世の出口を塞ぎ石
死者がこちら側に自由に出て来れない役割ということ。
または、安らかに眠っている死者を、この世の側からむやみに開けたり、邪魔してはならないということ。
②あの世とこの世の境界(石)
お墓の前というのは、死者の世界と向き合う場所になります。
日々の日常とは離れ、ご先祖様や家族と共に過ごす大切な時間となり、
生きているものと、亡くなったものとのが会話する中間(仲立)石ともなります。

まとめ

お墓の前に立つと、故人のことや、ご先祖様のことを思い手を合わせます。
お墓は、今を生きる私たちと、故人(死者)を挟んで会話をさせてくれる線引き石でもあります。
現在では、ただの石、決まった石の形ではなく、故人の事を思いを形にしたオリジナルの墓石や、生前に自分たちが生きた証として「石に記す(しるす)」ように、個性豊かな墓石が増えています。
日本人の心情には、神話と歴史の背景もあり、「お墓は石」と伝統が根付いているようです。
資料:(日本人とお墓シリーズ 小畠宏充 より引用)



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