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コラム

真言宗の仏壇と飾り方

2015年8月15日

テーマ:仏壇の飾り方・祀り方

コラムカテゴリ:冠婚葬祭

真言宗のおしえとは?

全ての仏教は断欲を説いていますが、真言宗は煩悩即菩提、つまり現実の世に仏になることをおしえとしています。

真言とは仏の言葉を意味していますが、仏の言葉を体得し即身成仏を説いています。
真言宗は空海によって平安期に開創されました。

唐へ留学した空海が密教を授かり帰国。後に62歳の生涯を終えるまで、高野山金剛峰寺において布教につとめることになりました。
現在では高野山真言宗のほか、さまざまな宗派に分かれています。

真言宗の仏壇とご本尊

真言宗の仏壇は特に決まりはありませんので、唐木仏壇でもモダン仏壇でも問題はありません。ただし、主に浄土真宗で使われる金仏壇は避けるようにしてください。

真言宗のご本尊は一般的には大日如来と決まっています。

ところが、宗派によっては大日如来ではなく阿弥陀如来を祀っているお寺もあるくらいですので、必ずしも大日如来を祀らなくても良いようです。

というのも、全ての神仏は元が大日如来であり、その大日如来が姿形を変えたものと考えられているからです。

ですので、ご自分の信仰されている仏様があればそちらでも問題ありません。

脇侍には、向かって右側に弘法大師、向かって左側に不動明王か興教大師を祀ります。
御本尊を木像、脇侍を掛け軸とするのが一般的ですが、その場合は掛け軸の高さがご本尊を超えないように気を付けてください。

真言宗の仏壇の飾り方

まず基本的な飾り方で必要となる仏具は次のものになります。
御本尊、脇侍、位牌、花立、火立、香炉、仏飯器、茶湯器、線香差し、高月、りんの11種類です。

飾り方は、まず一番上の段の中心にご本尊を安置します。
そしてその両脇に脇侍、向かって右に弘法大師、向かって左側に不動明王もしくは興教大師を祀ります。

次に中段を飾ります。位牌は一番右に置いてください。
御本尊の手前に仏飯器と茶湯器を置きますが、仏飯器は向かって右側で、茶湯器が向かって左側にそれぞれ配置します。

そして仏飯器と茶湯器を挟むようにして両脇に高月を置きます。
最後に一番下の段ですが、花立を両外側に置き、その内側に火立を並べて置きます。

香炉は手前真ん中で、りんはその右手に置くようにしてください。線香たては取りやすく邪魔にならないところに置いておけばよいでしょう。

以上が真言宗の基本的な飾り方になりますが、(真言宗に限らず)本格的に祀る際には次のような仏具も必要になってきます。

瓔珞、卓、打敷、供物台、木魚、仏前座布団、数珠、灯籠、経机、玉香炉、過去帳、見台、常花、仏膳椀、仏器膳、マッチ消し、香合などです。
参考にしてみてください。

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