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コラム

浄土宗の仏壇と飾り方

2015年8月13日

テーマ:仏壇の飾り方・祀り方

コラムカテゴリ:冠婚葬祭

浄土宗のおしえとは

浄土宗とはどのような宗派でしょうか。
まずは簡単に浄土宗について解説していきます。

浄土宗の宗祖は法然上人(法然房源空)という人物で、今から約882年前に美作の国(現在の岡山県)に生まれました。
幼少時に父を失ったのを機に出家し比叡山で修業を積みました。

彼の教えは「ただひたすらに仏に帰依すれば必ず救われる。すなわち南無阿弥陀仏を毎日何時も唱えなさい」というものでした。そうすれば平和な毎日を送り、極楽浄土に生まれることができるという他力的なおしえになります。

当時の仏教事情としては、法然上人のおしえは新しいものであったため、さまざまな迫害を受けることとなりました。そして亡くなるときには、「自分の墓を建てなくてもよい。南無阿弥陀仏を唱えれば必ずそこには私がいる」と言って亡くなったそうです。

浄土宗の仏壇とは

まず、浄土宗のご本尊は阿弥陀如来になります。浄土宗ではこの阿弥陀如来こそが我が主として、自分たちは仏の家の子として給仕するべしとされています。

朝夕の規則正しい仏壇への供養と、心を込めた仏壇のお守りの気持ちが大切です。明かりを灯し線香をあげ、お水とお茶、お供え物、そして花を立てて感謝の気持ちを込めて手を合わせるようにしましょう。

仏壇の置き場所としてはとくに浄土宗としての決まりがあるわけではありません。
仏間を設けられればそれに越したことはありませんが、それぞれのご家庭の事情で仏壇を備えればよいでしょう。

いずれにしても、家族みんなに親しまれ、静かにお参りのしやすい場所であれば大丈夫です。
仏壇の形や種類に関しても浄土宗の決まりというものはありませんが、あまりケバケバしくないものが理想です。

浄土宗の仏壇の飾り方

まず御本尊は阿弥陀如来になります。立像でも座像でもどちらでも構いません。基本的には後ろに舟形後光がついており、また、木像でも画像でもよく、あるいは「南無阿弥陀仏」という名号の掛け軸でも良いです。

御本尊の両脇には、向かって右側に観音菩薩、向かって左側に勢至菩薩という菩薩を置いても構いません。この両菩薩は如来の随身になります。

次に、向かって右側に浄土宗の高祖善導大使、向かって左側に宗祖法然上人、それぞれの木像または掛け軸を置くようにしてください。
位牌は繰り出し位牌と個々の位牌がありますが、向かって右側を上座にするようにしてください。

仏具に関しては最低でも基本の三具足(花立・火立・香炉)か五具足⇒五具足は一般的に花立一対、火立て一対、香炉をさします。(花立・火立・香炉・仏器・茶湯器)を用意すれば大丈夫です。
浄土宗では御本尊、両菩薩、両大使を間違えないようにすれば他は基本的な飾り方で問題ないでしょう。

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