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コラム
外壁サイディングを学ぶ5
2015年7月10日 公開 / 2015年7月14日更新
コーキングの劣化現象01
サイディングの劣化の原因の1つとなるのが、ジョイント部のコーキングの劣化です
日当たりのよい南側2階の外壁部
サイディング同様コーキングも紫外線による劣化が進行します
サイディングが割れてしまっているのは、端部に近い部分に打ってある釘の周辺部です
劣化したサイディングに地震などで力がかかった場合にこのような現象が起きます
サイディングの裂け目から透けて見えているのは「ハットジョイナー」という部材です
このようなものになります
この部材の役目はコーキングの厚み調整と下の図のように
(サイディング壁の断面を上から見た図です)
「2面接着」の青部分が「ハットジョイナー」です
赤がコーキングなわけですが、このような仕上げを「ワーキングジョイント」と呼び
赤 コーキング と青 ハットジョイナーは接していますが 接着はしていません(ここが重要!)
サイディングに動きがあったり、力がかかった際にコーキング≒ジョイントが「仕事」をして
力を逃がすわけです
この時に図の下のように「3面接着」(ピンクの下矢印部分が接着)していると、左右方向への追従性が悪くなります
反復横とびをするときに背中をつかまれていたらうまく動けませんよね
それと同じことです
建物によってはシールつきのバックアップ材(写真のものは角バックアップ材 丸い物もあります)や
厚みの調整がいらない場合には、目地奥の壁面と接着しないように、写真のような細いテープを張って
「2面接着」
に仕上げます
これを怠ると・・・・・・・・・・・・つづく
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