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小泉達治

商品企画から販売促進まで支援するデザインの専門家

小泉達治(こいずみたつじ) / アートディレクター

有限会社コイズミデザインファクトリー

コラム

よいデザイン会社を見つける方法

2018年6月13日 公開 / 2022年4月25日更新

テーマ:小泉の思うこと

コラムカテゴリ:ビジネス

今回はデザイン事務所の見極め方について再度書かせていただきます。

まずはインターネットを活用

初めてデザインを依頼する場合、ほとんどの方がどこに頼めばよいかわからない、とおっしゃいます。
一般の商店のように店構えでおおかた想像がつく職種ではないので当然のことなのですが、最近ではインターネットというたいへん便利なものがありますのでデザイン会社選びの参考になるでしょう。

まず今の時代、まともなホームページもないようなところは絶対に避けた方がよいでしょう。
現在のメディアの力を理解していないようなところでは、効果的な販促やブランディング、デザインなどができるとは考えにくいからです。

実績は最重要視

そして、やはりそのデザイン会社の力を判断する基準は制作実績を紹介しているページでしょう。
業務内容のページには幅広くさまざまな分野が書かれていても、実際の制作実績はなければ、十分なスキルがあるとはいえません。
同じクライアントのものばかりが紹介されていたり、紹介されている数が少ないのも実績が少ない証拠です。

時流に乗った発想と感性、それを実現化する経験が大切

デザインというものは、時流に乗った発想とそれを料理する感性、つまりトレンドの吸収力、そして最も大切なことはそれらを支え、実現化するための経験というものがとても大切です。
偏りのない発想や新鮮な感性というものは、常々から市場を観察し、分析できていないと生まれてきません。そのための努力がされているかということがデザイン会社の実力に大きく関わってきます。

良さそうなデザイン会社を見つけたらまずは直接お話を

その要素が感じられるところを何社かピックアップし、めぼしいところが見つけられたら、あとは直接お話しをしてみることをお奨めします。
まさか、相談に行っただけでギャラを請求するようなところはないと思いますので、お話しをする中でそのデザイン会社がどれだけクライアントのことを考え、その仕事に経験と実績を持っているかを確かめるのです。

見積もり依頼をしてみましょう

費用が心配な場合はその時点で大まかな見積もりを依頼してみましょう。もちろん詳細がわからない時点の見積もりは誤差がつきものですが、このときの説明の仕方でその事務所の信頼性がなんとなくわかるものです。
よくホームページなどで価格表を掲載しているデザイン会社がありますが、そう言うところは正直お奨めできません。なぜならデザインという仕事にはそれぞれ案件毎に様々な事情があり、おなじA4の冊子であっても一概には「いくら」という金額が決められないからです。
見積もりの決まる要因については別の機会に詳しく説明いたしますが、いずれにしても何万、何十万ものデザイン料を払うわけですから、しっかりとした見積もりを出すデザイン会社を選定してください。

まとめ デザイン会社選定の3大条件

これまで説明したことを再度整理します。デザイン会社を選定するにあたり3つの大きな要因がありました。
1 豊富でしっかりとした実績を掲示している
2 納得できる話ができる
3 信憑性の高い見積もりが出せる。
この3つの条件に合致しているところであればそんなに大きな問題になることは無いはずです。
紹介された義理やしがらみで同じデザイン会社ばかりを使ってきたとおっしゃる方は、一度勇気をもって今までと違う事務所を探してみてください。

この記事を書いたプロ

小泉達治

商品企画から販売促進まで支援するデザインの専門家

小泉達治(有限会社コイズミデザインファクトリー)

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