たとえ最下位でも、ゴルフに向き合う姿勢は超一流！！タイガー・ウッズ

2015年6月14日公開 / 2017年2月24日更新

テーマ：ゴルフマナーニュース

コラムカテゴリ：趣味

調子の出ないタイガー・ウッズ

エルドリック・タイガー・ウッズ（Eldrick Tiger Woods, 1975年12月30日 - ）は、アメリカ・カリフォルニア州出身のプロゴルファー。歴代2位のメジャー選手権優勝14回、史上2人目のトリプルグランドスラム達成、生涯獲得賞金額1億ドルを突破し歴代1位の名実ともに世界で一番のプロゴルファーです。

2009年には“不倫スキャンダル”で、とんでもない慰謝料などが話題となり、日本のゴルフを知らない人でもタイガー・ウッズを知らない人はいないのではないでしょうか。

スキャンダルが原因で、一時は試合の出場を自粛したり、近年では腰の圧迫神経痛がひどく手術にまで及んだりとなかなか以前の輝きを取り戻せずに苦しんでいます。

最終日“一人旅”でも「棄権」の選択はなかったタイガー・ウッズ

アメリカオハイオ州ミュアフィールド・ヴィレッジ・ゴルフ・クラブ（Muirfield Village）（7,392ヤード・パー72）で6月４～７日に開催された「メモリアル・トーナメント」で、タイガーは予選ラウンドをトータル1アンダーの64位タイとカットラインギリギリで通過するも、3日目には1992年のデビュー以来キャリアワーストとなる“85”を叩いてトータル12オーバーで断トツの最下位に転落。

最終日は各組2人の組み合わせで、予選通過者が奇数の71人だったため、最下位のタイガーだけ“ひとりぼっち”。こちらもキャリアを通じて初めてとなる同伴競技者なしでの第1組スタートとなってしまいました。

タイガー・ウッズにとって「メモリアル・トーナメント」は、大会3連覇を含む過去5度に渡って優勝し、多くの栄光を残した大会です。

一部では、この屈辱的なラウンドに元王者は棄権するのではという声もありました。

しかしタイガーは首位と27打差からでも、いつも通り赤いシャツを身にまとい、8時10分にたった一人でティオフし、“一人旅”を最後まで回りきりました。

早朝のトップスタートにもかかわらず、1番ティーに約1,000人という多くのギャラリーが集まり、タイガーのラウンドを見守り続けました。プレー中、バンカーショットの跡をキャディーが均しているときには、自分でピンを抜いたりしながら、淡々とプレーを続けるタイガーの姿に多くのギャラリーが拍手を送りました。

「最下位でも僕のプレーは変わらない」としながらも、「パートナーがいないと、風向きやパットのラインを参考にできないのが難しかった」と笑顔も見せたタイガー。

最終日、スコアを“74”でまとめてトータル14オーバーとしたものの、結果は68位の3人に8打差をつけられるプロ初体験の単独最下位で終えました。最終日のラウンドに要した時間はわずかに2時間51分でした。
トップスタートの一人旅を強いられても、棄権せず、堂々と最下位になり、笑顔を見せたタイガー・ウッズ。

大会を5度制した元王者が単独最下位に沈むというゴルフの恐ろしさを感じさせられるとともに、やっぱりタイガー・ウッズは、ゴルフに向き合う姿勢も超一流の素晴らしいプロゴルファーだと感じました。

同じ大会で若者を興奮させたタイガー・ウッズが魅せた本当のすごさ

この大会では、タイガー・ウッズが魅せる本当のすごさに若いプロゴルファーが興奮したという話があったそうです。
船越園子さんが書かれていますので、ぜひこちらの記事をご覧ください。
→http://diamond.jp/articles/-/72949
さすがは、タイガー・ウッズと感動します！
やっぱりゴルフはいいですね。
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