コラム
保険料の損金算入と資産計上
2018年3月1日 公開 / 2021年2月10日更新
保険には色々な種類がありますが、死亡保険金や満期保険金の受取人によって損金に算入するもの、資産計上するもの、役員・従業員の給与となるものがあります。
定期保険
保険期間を定め、その期間を過ぎると保険金を受け取ることができない。掛け捨ての保険であり貯蓄性がないため、基本的には損金算入する。
長期平準定期保険、逓増定期保険は、保険期間・加入者年齢等に応じて資産計上する。
養老保険
死亡保険金(高度障害を含む)と、満期まで生存していた場合の満期保険金の額が同額の保険であり、死亡・生存を問わず高い保険金が受け取れる。貯蓄性がある保険であり、基本的には資産計上する。
死亡受取人を遺族とする場合、福利厚生費となるため保険料の半分を資産、半分を損金に計上する。※従業員の福利厚生費を目的としているため、過半数以上の従業員を対象にする必要がある。
終身保険
一生涯に渡って保障される死亡保険であり、保険金を必ず受け取ることができる。貯蓄性がある保険であり、会社の資金運用や資金形成などに向いている。
あくまで基本的な処理方法ですので、保険商品の内容と共に、経理処理も忘れずにご確認ください。
関連するコラム
- 建物取壊費用の取り扱い 2017-06-01
- 領収書についての疑問・取扱いについて 2017-07-01
- ネットオークションの収入には税金がかかる? 2017-10-01
- 個人型確定拠出年金 2017-05-01
- 中小企業者向け設備投資の促進に関する税制 2017-04-01
カテゴリから記事を探す
高木正男プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。
高木正男のソーシャルメディア