マイベストプロ新潟

コラム

木材の特性と構造体の関連を精査する

2024年3月1日

コラムカテゴリ:住宅・建物

建物の構造体を形成する材料の代表的なものは、木、コンクリート、鉄の3つです。
木造の家を設計・施工するには、木材の特性を熟知していなければなりません。
木材は植物なので水を含んでいます。

2023_03_01-1


そのため、腐る、シロアリに喰われる、狂いや割れが発生する、曲がる、強度が低い、等々が弱点です。
特長としては、樹種が多く使い分けが容易、変形に対して粘り強い、重量が軽いので加工し易い。
構造体の特性として、数多くの木材をかみ合わせて骨組みをつくる。
個々の部材は脆いが、接合部が多いので粘り強い。

2023_03_01-2

2023_03_01-3

2023_03_01-1

建物重量は軽く、柔らかい建物となる。
その為、中小地震による横の力に対しての変形角度は、高さに対して1/120まで損傷しない。
同様に大地震に対しても、1/30まで倒壊しない。
接合部に金物やボルトを使わない伝統構法の構造体は、実験により1/15まで倒壊しない事が証明されています。 

2023_03_01-4


詳しくはホームページ「あがの家・創生プロジェクト」をご覧ください。

この記事を書いたプロ

武石明

木のことを知り尽くした木造住宅設計のプロ

武石明(株式会社研創)

Share

コラムのテーマ一覧

武石明プロのコンテンツ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ新潟
  3. 新潟の住宅・建物
  4. 新潟の注文住宅・住宅設計
  5. 武石明
  6. コラム一覧
  7. 木材の特性と構造体の関連を精査する

© My Best Pro