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コラム

敷地を読み、意匠と構造の一体を表現する

2020年1月20日

コラムカテゴリ:住宅・建物

近頃は、自分だけの個性的な家を望んだのでしょうが、派手さだけで、アンバランスな家が建ち並んでいます。

その現状を見ると複雑な心境です。

住まいは「斬新で個性的」である必要はありませ。

一般的には、目を引くもの、カッコいいものが、良いデザインですが、家は土地の上に建つ構造物ですので、それだけでは本物とは言えません。

ましてや、今盛んに宣伝されている、○○仕様や××装置などのオプションは、二の次三の次。

先人先輩・建築家の教えとして、「建築設計の要諦は意匠(デザイン)と構造は一体でなければならない」、「構造は真実の具現であり、美を表現したものでなければならない」と強調しています。

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私たちが伝統的な木組みの構造にこだわるのは、構造体そのものが力学的な理に適うことで、バランスとプロポーション、全体美を生むと思っているからです。

細部に至っては、木組みの出来栄えと木肌等の見え掛りにこだわり、手技の切れ味による美の探求です。

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詳しくはホームページ「あがの家・創生プロジェクト」をご覧ください。

この記事を書いたプロ

武石明

木のことを知り尽くした木造住宅設計のプロ

武石明(株式会社研創)

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