介護離職が人生にもたらす影響は大きいです…

2018年5月21日

コラムカテゴリ：お金・保険

まずはお金の準備をきちんとしましょう！

お仕事のことで苦労される方は
まだまだ多いです。
離職をされる方の理由は
ハラスメントだったり
本人の健康上の問題だったり
様々ですが
辞めたくなくても
家族の介護・看護を理由に
お仕事を辞める方は
離職者全員の約1％ほど
いらっしゃるようです。

家族の認知症も深刻です。
先日、女優の朝丘雪路さんが
アルツハイマー型認知症で
亡くなっていたことがわかりました。
発病は４、５年前だそうです。

その前は歌手の西城秀樹さん。
６３歳で急性心不全で
亡くなりました。
小さいころから人気だったので
なんだか悲しいです。
ヒデキの闘病は長く
最初の脳梗塞は４８歳の時。
５６歳で再発。
１５年にわたる病気との闘いは
ヒデキも家族も相当大変だったのでは
と思います。
シニアになっても病気になっても
カッコよかったヒデキに
もう少し歌ってほしかったです。

介護に専念される方、
現在の仕事では
仕事と介護の両立が難しいので
両立できる仕事を探す
という場合があります。

まず心配なのが収入です。
介護に専念の場合は
雇用保険も支給されません。
両立の場合も正社員の立場から
非正規になったりで
収入が激減する場合も。
将来の公的年金も減ります。

精神的にも介護は影響を
及ぼします。
育児なら子どもは毎日育つので
いずれ手もかからなくなります。
介護は毎日少しずつ
赤ちゃんに戻るくらい
出来なくなることが増えていきます。
どんどん介護はきつくなります。
介護する方のほうが
うつ状態になるかもしれません。
そして介護はとても長いです。

法律では介護休暇が
取得できるようになっています。
現在は家族1名通算93日です。
ただ93日で介護が済むわけでもなく
結局離職することになるようです。
平均介護期間は約5年です。

大きな企業さんでは
介護に関してきめ細やかに
配慮されていて
独自の制度、時間短縮や
在宅業務制度などを
設けているところもあります。
地元の小さな会社では
たぶん余裕がなさそうです。

金融機関の介護ローン、
セコムなどの緊急通報制度など
上手に取り入れても
いいかもしれません。
介護になったら地元の
地域包括支援センターに
まず連絡してみてください。

親が介護になってしまっていると
生命保険などでの資金対策は
もう間に合いませんが
介護に携わっている方の
資金準備はできるかもしれません。
並行して考えてみてください。
できれば今正社員で働いていらっしゃる方
職場にあるとするなら、休職制度などを活用して
なんとか辞めない方向で
乗り切っていただきたいです。

新潟のFP石井順子
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