マイベストプロ長崎
松尾肇浩

子どもの主体性を育むため、気持ちに歩み寄る保育のプロ

松尾肇浩(まつおもとひろ) / 保育施設の運営

社会福祉法人 正道会

コラム

子どもの可能性を拡げる言葉とは

2024年3月14日

テーマ:#子どもの未来

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

言葉は本当に難しいものです。

些細な一言が人を傷つけることもあれば、些細な一言が人を助けることもあります。

以前、保護者の方々への育児講演会でお話したことがあるんですが、ちょっとした工夫だけで言葉の印象は

180度

変わります。 今日はそれをお伝えしますね。

1つの言葉を引用します。
「がんばる」です。 この言葉に2つの文末を付けます。

①がんばりな

さい


②がんばってる


もちろん伝えようとする心情が異なるので、一概には言えませんが、「さい」と「ね」又は「か」を使い分けるだけで印象は変わります。

行きなさい!   行こうか!   行こうね!

食べなさい!  食べようか!  食べようね!

早くしなさい! 早くしようか!  はやくしようね!

片づけなさい!  片づけようか!  片づけようね!

どのタイプも、「してほしい」という思いは同じはずです。

語尾をどのような文末表現で終わるかで、受け取り方が変わり「じゃあ、しよう」と思ってくれるのであれば、「か」「ね」を使ったほうが絶対にいいです。

そしてそれは相手だけでなく、言う側の表情や言葉から伝わる心情にも影響します。

「食べなさい」という表情と・・・・

「食べようか」という表情・・・

単純に笑っているのはどちらでしょうか?  相手の気持ちを理解しようとするのはどちらでしょうか?

昔から言葉は、言霊と言われます。  言葉を使うのではなく、言葉を遣うことに意識を向けたいですね。

それはあなたにも、それを聞く相手にもいいことであるということだけは忘れないでほしいと願います。

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