塩分摂取量1/3でも、高血圧患者は減っていない？！

2017年1月16日

テーマ：本

コラムカテゴリ：医療・病院

コラムキーワード：高血圧　食事

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医者より「本能」に従えば健康になる病気が治る（石原結實）という本を読みました。その２

・女性の肩こり、頭痛、腰痛、生理不順、生理痛、不妊などに対して、色白、ぽっちゃりで体力のない女性には「当帰芍薬散（とうきしゃくやくさん）」を、体力中等度の女性には、「桂枝茯苓丸（けいしぶくりょうがん）」を、体力が十二分にあり、高血圧や便秘傾向の女性には「桃核承気湯（とうかくじょうきとう）」が処方される。

・抗がん剤でさえ、体に効かないものは副作用が出現し、効くものは副作用が現れない。

・東北地方の人々の塩分摂取量が、この60年間で約3分の1に減ったのに、高血圧患者は減っていない。

塩は、体を温める作用がある。

今では、塩分摂取制限により、東北地方の人々の体温は、50年前と比べて約1℃も低下。

それによる肺炎、うつ、自殺、リウマチなどの膠原病などが増加している。

・ある調査によると、食塩摂取量の一番多いグループの死亡率が最も低かった。

著者の経営する病院では、苓桂朮甘湯（りょうけいじゅつかんとう）は、水毒に効く漢方薬で、一番処方回数が多い。

・大笑いすると、血管が拡張して血流が良くなるだけでなく、血管内皮細胞での血栓を溶かすウロキナーゼの産生分泌が多くなる。

笑うと脳梗塞や心筋梗塞の予防になる。

・人間や動物が病気をすると、「発熱」と「食欲不振」が生じる。

この2つが、究極の「病気治癒力」とすると、病気の原因はその反対の「冷え」と「食べ過ぎ」ということになる。

・「本能」は、常に健康と生命を保つための最上の方法を支持してくれるが、1つだけ「例外」がある。

それは「食べ過ぎる」ことを制御してくれる本能の力が弱いことだ。

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