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コラム

今回の震災に関して思うこと

2011年3月31日

コラムカテゴリ:ビジネス

確定申告が終わってはや半月が経過し、今日はもう3月末日。思えば3月11日に東日本大震災が起こり、日本中がとんでもない状況に陥っていることを気にしながらの確定申告終盤戦!!その後は毎日のように新聞やネットで被災地の状況を確認する日々。

私は今回の大震災が起こったことで当然マイナス面がすごいことはわかっていますが、逆に個人主義な世の中において日本中が一致団結するきっかけを与えてくれたような気がします。

私もコンビニや税理士会等、、、色々なところで義援金をしておりますが、こんなに何回も募金したのは私の誕生日に起こった阪神淡路大震災以来です!
自分が逆に被災者だったらと考えるだけで恐ろしく、自分は全然恵まれているなあと思うのです。

被災者の方々の中には、ほぼ全財産を失われた方がたくさんおられると思います。
住宅ローンをかかえたまま家を失った方、店舗や事業所事務所等を全壊してしまわれた方、もっと身近に言えば車を失われた方、地デジ対応をして間もなく無駄に終わった方など、例を挙げたらきりがないくらいです。

私自身としては、税理士として何が出来るかをしょっちゅう考えております。被災地へ行って無料税務相談の話があればすぐに行きたい気持ちでいっぱいです。特に、個人事業者や中小法人などで、今後どのように立て直し等をしていけばいいのかなど、協力していきたいなあと思います。

一昨日、プロゴルファーの石川遼選手が、本年度の獲得賞金全額を義援金として寄付するというのを聞いて、すばらしい青年だと感動しました。(もともとファンでしたけど!)
そのうえ、バーディー1つにつき10万円も寄付するそうで、ちなみに昨年はバーディー数は350で、獲得賞金は1億5146万円ですから、同様以上の活躍をすれば2億円位になるはずです。遼くんも義援金2億円を目標にして頑張ると言ってました!
また、一回の義援金を払うのではなく、1年間を通して寄付する方法を選んだのは、被災者と一緒に戦うためというのも素晴らしい考え方ですね。本当に19歳とは思えないですよね!!

西日本は幸い直接の被害はありませんでしたが、日本全体が連動していることによる間接的な影響は結構あると思います。建設会社もどんどん復興に協力したいのに建設資材が不足して動けないとか言っておられました。
私は、本日コンビニに電池を買いに行ったら全然売ってませんでした。でも、これは仕方のない事です。乾電池やめて充電池使おうかなとか思いました。

ただ、西日本の人間としては、いつまでも震災にひたっているより、こちらの景気等を良くしてその元気を東日本に波及させていけたら、これも復興につながると思いますし。

なんか取りとめもない事をウダウダと書いてしまいましたが、高校野球の選手宣誓の言葉とおり、我々は生かされた命を大切に国民が一丸となって困難に立ち向かうしかないと本当に思います。

最後に、今回の義援金の税務上の取り扱いについて一言:災害救助法の規定により救助又はその応援の委託を受けた募金団体(日本赤十字社、新聞・放送等の報道機関等)に対してきょ出された義援金であれば、法人税法上全額損金の額に算入することが認められます。
また、所得税法上においても、たとえば日本赤十字社に対する寄付金などは「公益の増進に著しく寄与する法人に対する寄付金」に該当するため、特定寄付金に該当し、寄付金控除が認められます。

追伸:このあいだ、金八先生スペシャルの番組を見て、あらためて感動しました!!自分さえ良けりゃいいという人間が増殖している今に警鐘を鳴らすドラマだったと思います。金八先生の教え子がみんな一致団結して金八先生を助ける姿はとても美しかったですね!!

この記事を書いたプロ

清水宏

土地の有効活用に強い相続のプロ

清水宏(清水宏税理士事務所)

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