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新中1生の皆さんへ、タイプ別 塾のメリット・デメリット

2013年2月22日 公開 / 2019年3月14日更新

テーマ:塾選び

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

前回は、「新中1生の皆さんへ、塾の選び方」という内容でお話しました。今回は「タイプ別 塾のメリット・デメリット」という内容でお話したいと思います。

前回、「塾には大きく分けて「学校準拠型」の塾と、「3年後の志望校合格目指す」塾に分かれるとお話しましたが、本日はそれぞれの塾におけるメリット、デメリットをお話したいと思います。

1.学校準拠型の塾
<メリット>
学校の進度とぴったりあわせて授業してくれますので、学校での学習内容の理解は進みます。また、非常に熱心に定期テスト対策をしてくれますので、学校の成績アップに適しています。中には年中、定期テスト対策のような授業をしてくれる塾もあります。
<デメリット>
照準を学校の成績アップに絞っていますので、「学校の勉強は自分で出来る」という生徒にとっては、やや物足りない感じがする場合があります。また、授業進度が学校と同じ、という事は、中3の受験学年でも、中3の最後までかかって中3範囲を進む事になります。その場合、「入試対策」の期間が少なくなり、十分な受験勉強をする時間が取れない可能性があります。

2.3年後の志望校合格目指す塾
<メリット>
学校より速めのカリキュラムで進みますので、学校の勉強が復習になります。また、学校で習う内容以上に踏み込んだ内容を授業で取り上げる場合もあります。難関校を目指す生徒達がたくさん通っていますので、早い時期から友人達の間で「○○高校を目指して頑張ろう」などの話が出る場合も多々あります。学習面でのライバルが出来やすい環境でもあります。受験学年になると早めにカリキュラムが終了しますので、入試対策をする時間を豊富にとる事が出来ます。
<デメリット>
授業で学校の教科書などを使う事はまずありません。そのため、学校対応はどちらかというと手薄になる場合があります。場合によっては学校の定期テスト対策を行わない事もあります。「学校の定期テストの成績アップ」を目標にしている場合は、方向性がずれる場合があります。また、授業進度が速いので、「塾の授業についていけない」「学校の授業と連動していないので、通塾が負担」と感じる場合があります。

塾選びの一つのポイントとしては、どの時点で入試対策をはじめるか、という点をあげる事が出来ると思います。

次回は、3/8(金)に、「タイプ別 上手な塾利用法」についてお話したいと思います。

<お知らせ>
さらに広く学習相談を受け付けるため、学習相談専用のフリーダイヤルを開設しました。
「江川先生の学習相談ダイヤル」:0120-770-878
2012年5月8日(火)スタート
すでにお子様の学習相談や受験についてのご相談電話を多数いただいております。
電話受け付け:祝日を除く、火・金の13:00~18:00
お子様の勉強についてお気軽にご相談いただければと思います。

この記事を書いたプロ

久保克己

子どもの受験で悩む保護者にアドバイスする教育相談のプロ

久保克己(株式会社京進)

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