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コラム

新商品の開発

2022年8月10日

テーマ:売上対策

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: マーケティング戦略マーケティング手法経営戦略

マーケティングコンサルタントの森です。

本日のタイトルは
新商品の開発についてです。

売上を上げる為には「3つの方法がある」事をお伝えしています。

その全てに共通するのが
新商品開発
新商品開発になります。

ただ、3つの方法の1つに
2、新規顧客の獲得による売上拡大
があります。

新規顧客獲得などの販路拡大には
新しい取引先を見つけ出し、既存商品を販売すれば良いじゃないか!
新しく流通経路(ネット販売など)を作り、既存商品を顧客に販売すれば良いじゃないか!
など、
「必要あるの?」「当たり前のように常に実行している!」と思われるのではないでしょうか。

確かに、
既存商品でも対応は可能です。

しかし、
現在の取引先や顧客対応で、売上が伸びない理由が必ず存在します。

それは
・既存商品の価値が低下している。
・販路が拡大できない商品設計になっている。
・販路を拡大できるほど商品が製造できない。
・販路(流通)を拡大できる手段を持っていない。
などです。

ですので、
商品設計の見直し、規格変更やパケージ変更など
大小関わらず、リニューアルでも新商品開発が必要になる場合があります。

話が、少しそれましたが

新商品の開発は必ず必要になります。

では、新商品開発に重要な項目を2点あげます。

①自社の強みを活かした商品であること
②ターゲットを明確にした商品であること

です。

まず、①の「自社の強みを活かした商品」については、これまでも
少し説明していましたが、

一言で伝えると「自社ブランドを活かす」事になります。
取引先や顧客は「気に入っている(満足している)」から
あなたの商品を購入していますので、これはある意味「差別化」された商品と言えるでしょう。

自社の強みとしては、「製造技術力」「開発力」「企画力」「販売力」など、さまざまです。

次に②の「ターゲットを明確にした商品」ですが、ターゲットについて
見誤れる方も多くいます。

それは、売上を獲得したい思いが強く「漠然としたターゲット」を設定する方が居られます。

漠然としたターゲットとは、「Z世代に向けた商品」や「20歳から40歳の社会人男性」などです。

ここで伝えるターゲットとは
「※ペルソナ」になります。
※ペルソナは、ある一個人を設定し分析する事

ですので、あなたの商品を利用して頂きたい「個人」をターゲットにする必要があります。
その人のための商品でなければなりません。

このような話をすると、ターゲット規模が小さすぎて売上に繋がらない!
なんて人も居るでしょう。

例えば、アパレル製品を製造している会社なら

25歳、大卒で未婚、社会人3年目の男性で、体型は・・・・・体質は・・・・・
趣味は・・・・・・・
仕事は、東京都品川区○○にある会社で行政などに営業活動をしている。
移動手段は、都内が多いので公共機関を利用している。
仕事終わりの楽しみは・・・・・・
など、架空の人物を設定したり、自分や身近な人がターゲットになるのなら
その人を分析したりします。

するとポイントとして
①公共機関で移動→動きやすく、夏は涼しく、冬は暖かい服や素材
②25歳で社会人3年目、行政に営業活動→落ち着きがあり、清潔感があるスーツ
③未婚(モテたい)→スタイリッシュなデザイン
などが、どんどん浮かんできます。

そこで出来上がった商品は、その人のための商品ですが、
結果的に、全てが当てはまらなくても
①と③がフィットする顧客、①と②がフィットする顧客は必ず存在し
水面の波紋のように広がっていきます。

また、ターゲットとしては狭いですが
画家専用の色鉛筆を開発すれば
おそらく、画家が気に入る色鉛筆であれば、子供の絵描道具として購入しようと考える
親も現れ、学校の推薦する道具の一つとして取り上げられると思います。

このように、ターゲットが明確でないと、特徴ある差別化された商品には
ならないので、市場にある類似商品と変わらない商品となります。
そうなると対応策としては価格競争に入るしかありません。

新商品を開発するための考え方は
既存商品の見直しや、これからの事業計画にも役立てっることが可能となります。

これもマーケティングの一部になりますが、一度考えることをおすすめ致します。

この記事を書いたプロ

森修

食品・農業に強い流通・マーケティングのプロ

森修(つながるネット株式会社)

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