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TEX 二井原

英検1級取得者によるオンライン個別指導のプロ

TEX 二井原(てっくすにいはら) / 英語講師

英語パーソナルジム HIET(ヒート)/ High Intensity English Training

コラム

英検 出る順パス単  語彙問題カバー率が事故レベル

2023年10月16日 公開 / 2023年12月2日更新

テーマ:英検

コラムカテゴリ:スクール・習い事


本記事は独学・国内学習による
英検1級保持者が書きました。


英検の【 旺文社 出る順パス単 第5版 】に関して。
事故レベルのカバー率が複数の発信者から発信されています。

出題の語彙難度は、そのレンジ(範囲)が定まっています。
難度のバラツキが生じると、資格テストの前提である
「公平性の担保」が崩れるからです。
以下のレンジをわざわざ外すのは編集意図に寄るはず。
旺文社のパス単5訂版 編集部は、編集意図の説明責任
が発生している状況であると考えます。

● 準2級:2,500~3,500語前後
● 2級 :4,000~5,000語前後
● 準1級:7,500~9,000語前後
● 1級 :10,000~15,000語前後

パス単編集部は、例えば2023.07.27 更新で
〔英検2級の語彙レベル〕に関してこのような発信をしています。

[[https://eigonotomo.com/eiken/eiken2kyuu_tango]]

でも単編集部は出題率が事故っている状況は認識してますよね。



また、多くの高校で旺文社「ターゲット1900」が指定図書に
なっています。
英検準1級を受験する生徒の多くは
旺文社 「出る順パス単準1級」
を購入し直します。
ところが、この買い替えが不合格への「罠」となっている現状です。



大学入試優遇1個をとって見ても、
英検の社会的影響、もっと言えば受験生の人生へ影響は計り知れない
ほど大きいと言えます。
「出る順パス単」に取り組む受験生の努力が合格に著しく不利に働く
現状に関しては首を傾げざるをえません。

英検の受験者総数(2022年度)は

4,205,920人

社会的使命と責任が伴う数値と私は考えます。
加えて、英検協会と旺文社にはもう一つの清算すべき関係があります。
今後も無視し続けるのは限界に来ているのではないでしょうか。

「英検協会 住所」で検索すると
「〒162-0831 東京都新宿区横寺町55」
「旺文社 住所」で検索すると
「〒162-0831 東京都新宿区横寺町55」

なお、
英検1級過去問は実質的に旺文社の独占販売状態です。
遡って過去問購入する場合には、とんでもない価格になります。
しかも、音源ダウンロードが期限付きのため、
別売りCDもプレミアム価格となるのです。
これは実質、受験生に対する嫌がらせです。

最後に、
僕は個人的に英検の問題は素晴らしいと思っています。
英検の問題作成者に深く敬意を持っております。
だからこそ僭越ではありますが、
奇怪な現状を正す自浄作用を働かせて
今後も尊い社会的使命を果たし続けて欲しいのです。

今後も英語学習の情報や体験談を発信していきます。

この記事を書いたプロ

TEX 二井原

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TEX 二井原(英語パーソナルジム HIET(ヒート)/ High Intensity English Training)

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