コラム
漢方薬は根本治療をすると言われる訳は
2023年10月26日
漢方では病気治療の方針を立てるとき、本治・標治という考え方で漢方薬の内容を決めます。
本治
•本治は病気の根本的な原因や深層にある問題を治療するアプローチを指します。
•本治は長期的な治療を目的とし、病気の根本的な原因を解決することを目指します。
標治
•標治は病気の表面的な症状や現れを治療するアプローチを指します。
•標治は主に症状の緩和を目的とし、一時的な解決を提供することがあります。
これを風邪の治療を例にしますと、咳、鼻水、発熱などを緩和するために使用される解熱剤や咳止め薬が標治で、免疫系の強化や体力低下の改善を目的とした薬が本治となります。
この本治・標治の考え方を応用すると、病気が早く治ったりぶり返し難くなったりします。
病院で出された薬が症状を抑える働きの物の場合、漢方薬で体質改善や元気を増進させる本治の薬を出すことも出来ます。
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