コラム
「ケアマネジャーを替えたいんですけど」
2020年9月13日
ケアマネ・居宅変更は道険し
ご利用者様・ご家族様から受ける相談の中で最近増えているのが
「ケアマネさんを替えたいんですけど…」というものです。
理由は、いわゆるウマが合わないというものから、ある出来事がきっかけで信頼関係が崩れたというものまでさまざまですが、そうなったときにはじめてわかることが、どうやったらケアマネを替えられるの?というものです。
基本的にはご利用者様の選択による契約で成り立っているものなので、ケアマネさんに直接伝えるか、その居宅介護支援事業所のどなたかに伝えれば、後は「ではうちの別のケアマネが担当しましょう」「よその居宅をご紹介しましょうか」などと話は進んでいくはずなのです。
しかし、実際にはなかなかこうはいかないのが現状です。
まず、ご利用者様側から言い出すことが難しい。
今までお世話になったということもあって、直接なんてとても言いづらいですよね。
では、事業所の管理者の方に言えばいいかといっても、
それでも、きっと伝え聞いたケアマネ本人から「え?なぜですか?まずはお話しましょう」
と電話や訪問で言われてしまいそうですね。
そういうときに私たちがどういうお手伝いができるかというと、
なかなか間に入って何かできるものでもないんですよね。
まあ、明らかにケアマネさんに落ち度でもあれば別ですが、
ほとんどの場合は何となく的な理由が多いのもあって。
で、お答えしているのが
「包括支援センターに相談するのもひとつの方法ですよ。」
なのです。
介護保険を新たに申請したり利用したりするときにお世話になることの多い包括支援センターですが、
こういうときもぜひ利用していただきたいと思います。
包括支援センターはもちろん守秘義務がありますし、地域にある居宅介護支援事業所の情報は集約されています。
少しでも希望に叶いそうな事業所やケアマネジャーさんを紹介してくれるかも知れません。
また、直接交代を言えないというところも代弁者として動いていただけると思います。
ケアマネジャーが誰かによってサービスの内容や選ばれる事業所も違ってくるものです。
後悔しない在宅ケアをするためにも信頼関係が築けるケアマネジャーをしっかりご自身で選択されることをおすすめします。
ケアマネジャーの側ももちろんご利用者様ご家族様との信頼関係を築いて、よりよいサービスの提供をしようと皆さん努力されています。私の周りにも一生懸命なケアマネさんがたくさんいます。
愚痴くらいなら聞けますので、ご相談ください(笑)
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