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吉村隆裕(よしむらたかひろ) / 介護福祉士

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コラム

ヘルパー一人ひとりが質を上げなければいつまでたっても地位向上や処遇改善、ひいては人材不足に歯止めはかからない。

2022年8月1日

テーマ:介護技術

コラムカテゴリ:医療・病院

あるケアマネジャーから、急遽訪問介護の依頼が入りました。
要介護5の男性で、デイサービスに行くために、更衣介助とベッドから車いすへの移乗をしてほしいとのこと。
よく聞いてみると、日ごろは奥様の介助に加えてA事業所のヘルパーが訪問しているが、奥様がケガをされて介助ができなくなり、A事業所のヘルパーは人手不足で都合がつかないとのことでした。
様子を見させてもらうために、A事業所のヘルパーが訪問しているところへ我々の事業所の管理者が訪問してきた報告を受けました。
電動ベッドにティルト・リクライニング機能付き車いす、スライドボードにスライドシートなど道具の環境はある程度揃っていたそうなのですが、スライドボードを使うのは奥様でヘルパーは使わず人力で持ち上げて移乗していたとのこと。
 「持ち上げない介護」と言われて久しいのですが、まだまだ現状はこのようなものかと大変残念な思いになりました。そのA事業所のヘルパーさんは一生懸命されていたはずです。もちろん有資格者であり、経験もあるでしょう。しかし、より良い介護技術を学ぶ機会には残念ながら恵まれていなかったのではないでしょうか。「持ち上げる介護」はご利用者様の体を痛めることにもなりますし、介助者の体を痛めることにもなります。貴重な一人の介護職をケガで失ってしまう可能性があるのです。
 コロナ禍で研修がZOOMなどのオンライン形式になり、介護技術を学ぶために必要な集合研修が行いにくい現状もあり、質の向上が図りにくくなっています。しかし、介護事業所が質向上への努力を怠ればますますヘルパーへの評価は下がり、人手不足はより深刻なものになるでしょう。処遇改善も大切ですが、処遇を上げるだけでは質は上がりません。
 これからも身体介護技術の向上のために努力していこうと思っています。

この記事を書いたプロ

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吉村隆裕(もみじケア株式会社)

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