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衞藤憲太郎

時計修理、修復とビフォーケアのプロ

衞藤憲太郎(えとうけんたろう)

株式会社ハナブサ

コラム

キャッチコピーやシリーズ名を考える~ロレックス・デイトジャストの日付切り替えの場合

ロレックスデイトジャスト

シリーズ名に込められた思い

ロレックス・デイトジャスト(DATE JUST)はロレックスのHPには「瞬時に変わる日付表示」と記載されています。

通常のカレンダー付の時計は、午後9時頃から午前3時頃にかけてカレンダー送り車がカレンダーと噛合いゆっくり回転して切り替わります。
(過去コラム「カレンダー修正禁止時間帯」をご参照ください)
ですので、カレンダー窓に表示される数字は1時間程度は定位置に表示されず、2つの日付が半々に見えたり、一部が見えなかったりします。

ロレックス独自技術の「デイトジャスト機能」が備わったモデルは1945年に世界初として登場したモデルで、シリーズ名もそれに由来しています。

メーカー基準があります

人力車の時代から自動車が登場した時は、「人の力で動く車」ではなく「自動で動く車」ということで、「自動車」と名付けられたましたが、人間が運転します。完全な「自動」ではありません。「自動運転」など想像することが出来ない時代でした。
同じようにロレックスのデイトジャストにおいても 「瞬時に変わる日付表示」ではありますが、0時00分ジャストに切り替わることを保証するものではありません。
念のためロレックスのサービスセンターに確認させていただきましたが、「5分くらいの誤差は基準内です」との答えです。
比較的多くのお客様が「瞬時に変わる日付表示」というキャッチコピーから、0時00分ジャストにカレンダーがバッシッと切り替わってくれると思い込んでしまわれているようですが、あくまでもカレンダー切り替えが「ジャスト」であって変わる時間がジャストでは無いのです。
販売される方は、ここの説明を事前にする必要があるのかもしれません。

腕時計の発達の歴史とシリーズ名を照らしあわせて見ると、また違った観点で時計を楽しむことが出来るかもしれませんね

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衞藤憲太郎

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