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コラム
腕時計のメッキは剥がれるものです。取り扱いにご注意ください
2016年5月6日
金メッキ素材の腕時計
腕時計のケースやバンドに使用されている素材で一番多いのがステンレスです。
ステンレス製のものはステンレス色、いわゆる銀色の時計ですので 金色の時計は金メッキが施されている場合が殆どです。
勿論、18金製の時計も数多く存在しますが最低でも20万円以上はするかと思います。
逆に、ブランドものの何十万もする時計でも 100万円以下のものは金メッキの場合が多いので、素材の確認は必要です。いつかは剥がれてしまう危険性があることを承知した上でお買い物をされることが必要です。
上の写真は時計の老舗ブランド・ロンジンの金メッキ時計です。バンドの側面のメッキが剥がれて素材の色が見えてきています。
剥がれてしまうのは何年もご愛用いただいてからになりますが、日頃のご使用方法によってゴールド色の寿命はある程度延ばすことが出来ます。
金メッキ製品の日頃のお手入れ
汗や化粧品の成分に反応して表面がだんだん汚れて変色してくることがあります。
また汚れが付着したままでいると、サビが発生しサビの腐食が原因でメッキが剥がれてしまうことがあります。
きれいな金色を保つためには、できればご使用ごとに柔らかい布で表面の汗や汚れを拭き取りってください。
※研磨剤使用の金属用磨きクロスでは拭かないでください。
・・・・「拭いて下さい」と「拭かないでください」の説明が混在して分かりずらいのですが、ここが厄介なところです。汗や汚れがついたままでも変色しますが、磨き過ぎるとメッキが剥がれてしまいす。
《過ぎたるは及ばざるが如し》・・・この ことわざが金メッキ製品のお手入れに当てはまります。
金メッキ製品のお勧めメンテナンス
メッキが剥がれかかってからですと 、メッキ剥がれが進行してしまう危険があるため、超音波洗浄も出来なくなります。
メッキが剥がれないようにすること、汚れを付着させたままにしないことが必要になります。
できれば1年に1回、時計の外装クリーニングをされることをお勧めします。
この時は 磨かず、超音波洗浄で隙間に入り込んだ汚れを取り除き、イオン洗浄で変色を元に戻します。
それでも・・・メッキが剥がれてしまった時は
再度、メッキをかけ直す事も出来ます。
(時計の状態や種類によってはお受けできない場合もありますが・・・)
その他の金メッキ事例もご参照ください
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