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矢田美麗

オリジナルの知育音楽で子どもの知能と笑顔を育むピアノ講師

矢田美麗(やだみれい) / ピアノ講師

【MIREI PIANO ROOM】

コラム

子育て持論。その2。

2024年1月8日

テーマ:その他コラム

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

千葉県、市川市、船橋市の【My Piano room】ピアノ・音楽教室、矢田美麗です(^^)
今日は以下について投稿してみたいと思います。




先日、「子育て持論。」という記事を書きましたが、今日はその続き?のような・・・・
前回の記事では「放置系の子育ては出来ればしないで欲しい」という内容でしたが、今日はその逆?と言いますか、むしろ「ヘルプを出し過ぎてしまう場合」についてお話ししたいと思います。


親は子どもを守ろうとする


親は子どもが小さいうちから、その子に「危険が及ばないように」守ってきたと思います。
例えば、ハイハイが出来るようになったら、床にあるコードやコンセントなどを触らないようにとか、
歩けるようになったら階段を登らないようにとか、色々と危険を「回避」させてきたと思います。
まだ話せないうちは当然、抱き抱えて、危険な場所から違う場所へと移動させてたと思います。

他にも人と関わるようになった年齢になっても、例えば公園で並んでいるところを割り込みしないかなとか、注意深く見守っていたと思います。
私なんかも、児童館や子ども館といったところに連れて行き、他の子どものおもちゃを取ってしまったりしないかとか、逆に取られたりしないかとか、いじめられたりしないかなど注視してたと思います。

そしてもし、我が子が別の子のおもちゃを取ってしまったら、そしてもしその相手と小さないざこざになってしまったら。
謝るのは親ですよね。

電車の中など公共の場でも同じです。
もし、たくさん人がいる中で子どもがギャン泣きしてしまったら??
お母さんは肩身の狭い思いをしますよね。場合によっては、すみませんすみませんと謝るでしょう。
子どもは泣くのが仕事。泣いて当たり前。なのに、どうしても周りを気にして頭を下げてしまいます。



つまり、子どもの失敗は親の失敗になってしまうのです。(泣くことは失敗ではありませんが・・・)
親は子どもが失敗をすると「自分が悪いのだ」と思ってしまい、自分を責めてしまう傾向にあるのではないかと思います。
責任感の強い人であればあるほどそうなるのではないでしょうか。


おもちゃの取り合いは「遊び」の中で誰しもが経験すること


子どもは

  • 何もしない時期
  • 一人遊び
  • 傍観者行動
  • 並行遊び
  • 連合遊び
  • 共同遊び


という、様々な「遊び」の中で人との関わりを学んで行きます。
(発達心理学者バーテン)
つまり、おもちゃの取り合いは「人との関わりの中で」重要な過程であるとも言えます。
ここから、「このおもちゃはどうしたらいいのだろう」と考えていき、人との関わり方を「子どもたちの中で」学んでいくわけです。

そこを、親の都合で回避してしまったら??
他の子のおもちゃを取ってしまわないか心配するあまりに、取ってしまいそうになったらすかさず大人が手を出して取らないように回避してしまったら??

子どもは「人との関わり」を学べる機会を一つ奪われてしまうかも知れません。
大袈裟ですが、これも「自立」の一つですから、親はある程度「見守る勇気」も必要になるのですね。


他にも、子どもの成長の中で「自分でなんでもやりたがる時期」がありますが、(勝手ながら「やりたがり時期」と呼ばせていただきます)
この「やりたがり時期」の時、私は見守ることが出来ずに、逆に「目をつぶっていました」!
靴を履きたがる時期があったのです・・・手伝おうとしても「自分でやる!」と言わんばかりに手をはねのけていました。
急いでいるとますます、ついつい手を出してしまいたくなりますよね。私はそんな自分を抑えきれずに、別の場所へ行って見ないようにしていました。
それも一つの方法かも知れません。




子育てにマニュアルはない


子どもを守っているつもりで、実は、親が「自分の育て方が悪いのではない」と、「私が悪い訳じゃない」と、どこかで誰かに認めてもらいたくて、必死になって子どもを守ろうとしてしまうのではないでしょうか。

子育てには正解不正解がありません。マニュアルもありません。
ですので、誰もそれを評価出来ません。
それは頭の中で分かってはいても、なかなか、自分の子育てを「褒めてくれる人」は少ないですから、自信が持てるようにならないのは当然です。

周りの家族(祖母や義母)も当然、子育ての経験者ですから、自分の「子育て論」を語ります。
そして自分が子育ての経験の中で成功したことを娘や嫁に話すわけです。「こうした方がいいわよ」「これはやっちゃダメよ」

これ、実は親切なようで、傷ついているかも知れないのですよね。
「こうした方がいいわよ」の裏には「今自分がやっていることを反対されている」と捉えられなくもない。
「これはやっちゃダメよ」なんてまさに、自分の子育てを「否定」されていると捉えかねません。

ただでさえ、出産後の女性の身体はホルモンバランスが崩れて精神的にも不安定な状態なのに、追い討ちです。

今こうして書いていて、私がおばあちゃんになった時に気をつけよう!!と思いました・・・・危ない危ない。私も色々と言ってしまいそう。笑。

親はつい自分を責めてしまう


私自身も、他にこんなこともありました。
子ども館などに子どもを連れて行った翌日に子どもが風邪をひいてしまいました。
私は「風邪をひかせてしまったのは私」と自分を責めていた気がします。
ちゃんと手を洗うなり消毒するなりさせなかったかな、とか、連れていかなければ良かったなとか。
だったらちゃんと次からはもっと「守ろう」としてしまってたと思います。
それは「子どもを守る」というよりはむしろ「自分を守ろうとしている」のですね。

そこの切り替えが、なかなか出来ないのだと思います。


様々な子育て本を見ても読んでも、子どもによって性格も生活の仕方も違うわけですから、本や子育てサイトの「そのやり方が絶対正しい」とは限りません。

子育てはいつでも初心者。誰にとっても初心者なので、子育てのエキスパートなんていないわけです。

ヘルプを抜いていくことの大切さ。



先日もこんなことがありました。
娘が出掛けた時に、とある「忘れ物」をしました。
実はその忘れ物をする日の朝、私は「それを忘れないように」と思い出したのですが、思い出したにも関わらず「ヘルプは抜かなければ」という思いもあり、言葉にしなかった(娘に忘れないでねなどの声掛けをしなかった)のでした。

案の定、娘は忘れて行きました。
私も娘が出た後に、忘れていたことに気が付いたのですが、やはり「あ!やっぱり言えばよかった!」と、まずは自分がしなかったことを即座に思ったのです。

しかし、よくよく考えてみたら、失敗は成功のもと。娘にとってみたら、「次からは忘れないようにしよう」と自ら「経験出来る」ことになるかも知れません。
私がいつまでも「ヘルプ」を出していたら、娘は私の声掛けがないと、その「忘れ物」を一生忘れ続けてしまうかも知れないのです。大袈裟ですが、これは実際にあり得ることです。

ここが、「プロンプトを抜いていく」ことのポイントかも知れません。

親の手助けは、大袈裟ですが子どもの「自立」を妨げる可能性もある・・・と考えると、
ずっとヘルプを出し続けてはいけないのだと、改めて思います。

小さな親切大きな・・・でしょうか。笑。

「見守る」けど「放置」しない、そのバランス


親はある程度「見守ること」も必要です。が、 前回の記事にも書きましたように、「放置し過ぎてもいけない」、となると、難しいのはやはりその「バランス」です。
ここにも、正解はないと思います。

ですが、日々の生活の中で、子どものこの行動は将来役に立つか立たないかで、その判断を見極めていければいいのだと思います。
将来役に立つのかどうか。これは行動分析のような、専門的な話になってしまうのですが、もちろんすべての親御さんが「行動分析」を学ばなければいけないというわけでもないので・・・
「忘れ物」は、一つのいい例ではないかと思います。
「子どもの絶対に持って行かなくちゃいけないもの」のリストに、付け加えてもらえばいいだけですから、親が比較的「見守りやすい」行動の一つかもしれません。

とはいえ、私も子育てでは初心者ですから、他にもいろいろな方法があるかも知れません。笑。
今回の忘れ物の件は、私も一つ学びになりました。

次はどんな「学び」が得られるかな。



そう考えると、子育ても少し楽しくなって来たり・・・します♪

子どもは純粋です。我が子からいろいろと「教えてもらおう」と思えば、
大変な子育てもほんの少し、ラクになる・・・かも、知れません。



関連記事 【発達障害とは】~主な症状~


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