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菅谷伊佐央

「失敗しない安心な家づくり」を提案する建築家

菅谷伊佐央(すがやいさお) / 一級建築士

センターホーム 株式会社 菅谷工務店

コラム

建物を燃えにくくする事と火災保険の重要性

2013年12月17日 公開 / 2014年7月3日更新

テーマ:火災について

コラムカテゴリ:住宅・建物

肌寒い季節となってきました。

気温が低くなり、乾燥状態が続くと火災が起こりやすくなってきます。
この写真は以前、当社でお家を建てて頂いたお客様の隣のお家が火事になってしまったときの写真です。

燃えてしまった建物

住宅、車庫など3棟全焼の大きな火災でしたが、お住まいの方は全員避難されて無事でした。

すぐ隣に隣接していたお客様のお家も当然被害を受けました。
雨どいは溶けてしまい、窓ガラスは熱で割れてしまっていました。
隣の家は建物の原型をとどめておらず黒焦げになっており火災の強さを物語っています。

燃えなかった建物

幸いにしてお客様の家は、外壁、軒裏を防火構造にしていたので火が燃え移るのを防ぐことが出来、被害が最小限で済みました。しかしながら、消火の際の放水によって内部の家具は水濡れしていまい、また、火災によって燃えてしまった窓など焦げ臭いにおいもしばらく残りました。

火災は起こらないようにするのが一番なのはもっともなのですが、万が一起きてしまった時でも大丈夫なように対策をしておくことが大切だと思います。

火災保険に入っておくことも大切ですね。
火災保険に入っていれば被害を受けたときに修理する費用を賄う事ができます。

もらい火で家が燃えてしまった場合、火災を起こしてしまった人には重過失でない限り、賠償責任義務はありません。(失火法)
火災を起こしてしまった人が、類焼損害という特約に入っていない場合は保険でお金がおりませんので、自分の火災保険で補うしかないのです。

火災保険の内容をしっかり把握されていますか?
どういったケースの時に保険金がでるのか?またどういった場合でないのかしっかり把握しておかないといけません。

住まう方の安全を守るのが私たち工務店の使命です。
そのために、燃えにくい家をつくる。また、火災保険の重要性も専門家としてしっかりとお伝えする。
これは工務店にとってむしろ義務ではないかと思っています。

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