- お電話での
お問い合わせ - 0532-32-4265
コラム
夏型結露2⑤~可変透湿気密シート
2022年2月8日
記事では、内壁をめくり水蒸気を含んだグラスウールを撤去し、乾かしてから新しい断熱材を入れ壁の室内側に可変透湿気密シートを張る工事をしたようです。
可変透湿気密シートとは冬には今までの防湿シートと同じように室内の高温多湿な空気が壁の中に入らないようにできて、夏に外気側の湿度が高い場合は水蒸気を室内側に通すことができる(可変する)シートのことです。
このシートであれば記事の家のように夏に高温多湿の外気が壁の中に入ってくると、水蒸気を室内側に透し、壁の中の湿度を下げることができ、内部結露しにくくなるのです。
当然、壁の仕上げにビニールクロスを貼ると蒸気は十分に通れませんから、水蒸気が通る透湿性クロスを貼らないといけません。クロスの下地のプラスターボードは水蒸気を通しますから、壁の中の水蒸気は室内に移動し壁の中は減ることになります。
下の図のように、可変透質シートによって、夏と冬に壁の中の水蒸気の動きが逆になることで壁の中の水蒸気は一年中排出されることになります。
次回は、『夏型結露2⑥~二つの内部結露』です。
---------1955年以来の信頼と実績---------------------------
まちの大工さん 鈴木工務店
TEL : 0532-32-4265 FAX : 0532-32-4251
E-mail : machino-daikusan@h3.dion.ne.jp
◆住まいに関することは何でもお気軽にご相談下さい
-------------------------------------------------------------------------
関連するコラム
- 結露⑬~壁の結露は大問題 2015-12-02
- 結露⑱~WB工法は一つの答え 2015-12-18
- 結露⑥~水蒸気は力がある 2015-11-06
- 結露⑮~内部結露を防ぐ方法1 2015-12-08
- 結露②~昔の日本の家 2015-10-23
コラムのテーマ一覧
- 制度と基準について
- WB工法
- 住宅の変化
- 住まいをつくるとは
- 窓(開口部)について
- 家の構造について
- 住宅の収納
- 建築の保険
- 材料について
- 住宅の工法
- 住宅のエネルギー
- 樋
- 家の老化
- 耐震補強
- 仮設
- 住宅の寿命
- 冬向きの家
- 軒のない家
- 片流れ屋根の家
- 地震
- 尺とメートル
- 見積り
- 金物工法
- 集成材
- 調湿
- 結露
- 木造にこだわる理由
- WB工法を採用して10年
- 階段
- 10年で塗装しないといけない家
- つかさや工事日記
- 耐震診断できない木造住宅
- 危ない吹き抜け
- 訪問販売リフォーム
- リフォームは難しい
- 雨漏り
- 四方山話
- うちのつくり方
- 住宅侵入盗
- WELL珈琲新築工事日記
- リフォームの時代
- 新聞、雑誌等の記事から
- 吹き抜け
- 建築は大工が造ってきたが
カテゴリから記事を探す
鈴木敏広プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。