- お電話での
お問い合わせ - 0532-32-4265
コラム
夏型結露⑧~透湿防水シートとは
2019年9月13日
今回は、空気層より室内側にある透湿防水シートです。
透湿防水シートは、現在の工事で100%使われていると言ってもいい建築材料です。もちろん、私も使っています。透湿防水シートは柱や梁などを建て、耐力壁、サッシ取付、換気口など外壁に関わる工事をした後、外壁全面に張ります。このシートを張った後、外壁材を施工します。
このシートを張ると外壁材の工事が終了するまでの間、雨が外壁に当たっても室内に入りません。雨が入りませんから外壁の工事が進んでいなくても室内工事を進めることができます。もちろん、完成した後も万一外壁から雨が入っても透湿防水シートが家の中にまで入ることを防いでくれます。
また、透湿防水シートは薄いため外壁の施工の邪魔にならず、かつ、カッターナイフ等でないと切れないほど丈夫で、建築するものにとっては非常に便利な材料です。
まことに便利な透湿防水シートですが、その名の通り防水はしても透湿する=水蒸気は通過できます。高気密高断熱住宅では、冬に外気が低温少湿な時は室内の高温多湿な空気が壁の中などには入っても、壁の中に残らないで透湿防水シートの外、通気層へ入って出ていきます。(⑦参照)。では夏はどうなるでしょうか?
次回は、『夏型結露⑨~透湿防水シートでは防げない』です。
---------1955年以来の信頼と実績--------------
まちの大工さん 鈴木工務店
TEL : 0532-32-4265 FAX : 0532-32-4251
E-mail : machino-daikusan@h3.dion.ne.jp
◆住まいに関することは何でもお気軽にご相談下さい
---------------------------------------------------------
関連するコラム
- 結露②~昔の日本の家 2015-10-23
- 結露⑱~WB工法は一つの答え 2015-12-18
- 結露⑮~内部結露を防ぐ方法1 2015-12-08
- 結露⑯~内部結露を防ぐ方法2 2015-12-11
- 結露⑬~壁の結露は大問題 2015-12-02
コラムのテーマ一覧
- 制度と基準について
- WB工法
- 住宅の変化
- 住まいをつくるとは
- 窓(開口部)について
- 家の構造について
- 住宅の収納
- 建築の保険
- 材料について
- 住宅の工法
- 住宅のエネルギー
- 樋
- 家の老化
- 耐震補強
- 仮設
- 住宅の寿命
- 冬向きの家
- 軒のない家
- 片流れ屋根の家
- 地震
- 尺とメートル
- 見積り
- 金物工法
- 集成材
- 調湿
- 結露
- 木造にこだわる理由
- WB工法を採用して10年
- 階段
- 10年で塗装しないといけない家
- つかさや工事日記
- 耐震診断できない木造住宅
- 危ない吹き抜け
- 訪問販売リフォーム
- リフォームは難しい
- 雨漏り
- 四方山話
- うちのつくり方
- 住宅侵入盗
- WELL珈琲新築工事日記
- リフォームの時代
- 新聞、雑誌等の記事から
- 吹き抜け
- 建築は大工が造ってきたが
カテゴリから記事を探す
鈴木敏広プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。