- お電話での
お問い合わせ - 0532-32-4265
コラム
夏型結露④~コラム「冬向きの家」より今までと違う作り方
2019年8月30日
現在、高気密高断熱の家を勧める理由の一つは健康問題です。2017年のコラム「冬向きの家」では暖かい家は寿命を延ばすという雑誌の記事を紹介しました。
日本の家が冬の寒さ対策をしていないためヒートショックなどで亡くなる人が多いことから始まり、マンションリフォームで高断熱高気密にして、温度差がなくなったため快適な生活をしているといった例も載っていました。要は高断熱高気密住宅にすれば冷暖房が省エネルギーでよく効き健康に暮らせるという内容です。
この記事に対して、私は日本の家は夏の蒸し暑さをどう過ごすかを優先したこと。温度と湿度の関係がイギリスやドイツなどの国とは日本は違うため、ドイツなどの高気密高断熱住宅をそのまま取り入れても日本には向かないことを書きました。
また、欧米と比較して断熱工事を怠り、耐震が優先されたことに対しては、イギリスやドイツでは地震はほとんど起きないので、日本で地震が優先されたことは仕方ないことを書きました。
高断熱高気密住宅は、家の中と外を全く違う気温にできる家、③に書いた私が生まれ育った家とは全く違いつくり方です。
つくり方が変わったのですから、家に今までと違った変化が起きると思っていました。「冬向きの家⑨」(コラム;冬向きの家⑨ 参照 )の終わりに、湿度の事を考慮しない高気密高断熱住宅では床下、壁の中、天井裏などで結露しないかと書きましたが、その予想が当たったようです。
次回から私が定期購読雑誌している○○ビルダー7月号に載った例を上げます。今まで結露は冬に起きるものでしたがそうではなくなったのです。
次回は、『夏型結露⑤~三つの事例』です。
---------1955年以来の信頼と実績--------------
まちの大工さん 鈴木工務店
TEL : 0532-32-4265 FAX : 0532-32-4251
E-mail : machino-daikusan@h3.dion.ne.jp
◆住まいに関することは何でもお気軽にご相談下さい
---------------------------------------------------------
関連するコラム
- 結露④~結露とは 2015-10-30
- 結露②~昔の日本の家 2015-10-23
- 結露⑮~内部結露を防ぐ方法1 2015-12-08
- 結露⑭~これからの住まいは内部結露との戦い 2015-12-04
- 結露⑬~壁の結露は大問題 2015-12-02
コラムのテーマ一覧
- 制度と基準について
- WB工法
- 住宅の変化
- 住まいをつくるとは
- 窓(開口部)について
- 家の構造について
- 住宅の収納
- 建築の保険
- 材料について
- 住宅の工法
- 住宅のエネルギー
- 樋
- 家の老化
- 耐震補強
- 仮設
- 住宅の寿命
- 冬向きの家
- 軒のない家
- 片流れ屋根の家
- 地震
- 尺とメートル
- 見積り
- 金物工法
- 集成材
- 調湿
- 結露
- 木造にこだわる理由
- WB工法を採用して10年
- 階段
- 10年で塗装しないといけない家
- つかさや工事日記
- 耐震診断できない木造住宅
- 危ない吹き抜け
- 訪問販売リフォーム
- リフォームは難しい
- 雨漏り
- 四方山話
- うちのつくり方
- 住宅侵入盗
- WELL珈琲新築工事日記
- リフォームの時代
- 新聞、雑誌等の記事から
- 吹き抜け
- 建築は大工が造ってきたが
カテゴリから記事を探す
鈴木敏広プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。