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材種は何でもいいのか⑧~基礎パッキンのギモン その1

鈴木敏広

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テーマ:材料について

私が基礎パッキンについて疑問に思っていることです。

私はWB工法を採用しているため基礎パッキッンは使用していませんが、仮にWB工法を採用していなくても基礎パッキンは使用しないと思います。その理由は現代のように床下の基礎がコンクリートで縦横に作られる場合、土台の下に全てパッキンを入れるだけで、人が考えているように空気が通るとは考えていないからです。

人が考えるように空気が通らないと考える理由の一つは、基礎パッキンは全て同じ高さにわずか2㎝ほどの透き間が空いているだけだからです。基礎の全周に隙間(高さ)はどこも2センチで位置(基礎からの高さ)も同じでは、空気に上下の流れは起きない、起きてもその上下の動きが小さくなるのではと思っています。上下の動きがないとパッキンより下の空気は十分に動かないのではと考えているからです。

材種は⑧

もしも、風が弱く下の空気が動かない状態が長く続けば、床下は湿気が溜まったままとなり、カビなどの元にならないかと思っています。


次回は、『材種は何でもいいのか⑨~基礎パッキンのギモン その2』です。


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鈴木敏広(一級建築士)

まちの大工さん 鈴木工務店

木造住宅からマンション、市の施設まで建築業界の最前線で培った経験を生かし、安心、安全、快適で長く暮らせる住環境を提案。大工経験から現場の声を大切にする家づくりは職人にも施主にも好評。リピート率も高い。

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