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コラム
結露⑩~内部結露のもたらすもの
2015年11月20日
床下や壁の中、天井裏など見えないところで起きる結露が内部結露ですが、発見したときには住んでいる人も知らないうちに家が病気になり、地震などの災害時に大きな被害となることがあります。1995年の阪神の地震でも菌やシロアリによって傷んでいたために被害にあった建物が多くありました。
内部結露によって湿った壁の中や床下に腐朽菌やシロアリが発生し、柱や土台といった構造上主要な
部材を傷めるだけでなく、水蒸気は繊維系断熱材の中に入り、断熱能力も落とします。
内部結露は、暖房するから冬に起きる結露とされてきました。
しかし、高断熱住宅が暖かい地方でも作られるようになると、夏に壁の中など内部で結露することがあり
ます。これを逆転結露といいます。
次回は、『結露⑪~逆転結露』です。
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