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コラム
階段5~階段の勾配
2015年7月21日
上に上がる、という行動には階段以外にスロープとはしごがあります。その区別も勾配で決まっています。下の図のように10度以下をスロープ、70度以上がはしご、その間の20度から55度と一番幅があるのが
階段です。
階段の良し悪しは勾配で決まります。普通の階段の勾配は45度~42度ぐらいがもっとも上がりやすい階段です。勾配が緩いほど階段は安全になりますが、勾配を緩くすると踏面と蹴上げ(下図参照)の関係から
踏面を大きくしないといけません。人の一歩、歩幅は同じですから、どちらかを大きくするとどちらかを縮めないといけないのです。あまり面積が大きいと部屋を小さくするなどしなくてはなりません。
勾配の緩い階段は降りる時に踏面が見えるため安心して降りられます。勾配がきつくなるほど踏み面は
見えにくくなり、当然足も掛かりにくくなります。見えない、足がかかりにくくなるので踏み外しやすくなるのです。
次回は、『階段6~階段の役割は大きく変わっている』です。
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