マイベストプロ山形
小野修介

オンリーワンのデザインと満足度の高い価格を実現したジュエリーのプロ

小野修介(おのしゅうすけ) / ジュエリーデザイナー

宝石専門店 小野指環店

コラム

ダイヤモンドの価値を下げないメンテナンス

2019年11月27日

テーマ:ダイヤモンドの基礎知識

コラムカテゴリ:くらし

メンテナンスの重要性

ダイヤモンドは世界一硬い宝石と言われており、大変割れにくい宝石です。

しかし、ダイヤモンドは「親油性」と云う油になじみやすい性質を持っています。化粧品やハンドクリームなど、油分を含んだものが触れると、ダイヤモンドに汚れが付着します。
そういった汚れからダイヤモンドを守るためにも、日々のお手入れや定期的なメンテナンスが不可欠です。
ここからはお手入れについて、見ていきましょう

ダイヤモンドのメンテナンス方法について

最も簡単なお手入れ方法は、メガネ拭きなどの柔らかい布でしっかりと拭くことです。ダイヤモンドを着用した後は、付着した汚れを拭き取ってからジュエリーボックスなどにしまうようにしましょう。

しかし、このような方法では全ての汚れを落とすことは難しいと言えます。そこで参考にしていただきたいのが、ご自宅でのホームクリーニングです。下記の物を準備して、ぜひ、お手入れをしてみてください。

【必要なもの】
・毛の柔らかい歯ブラシ
・洗面器など、ぬるま湯を入れるためのボウル
・ぬるま湯
・食器洗浄用の中性洗剤
・タオル
・メガネ拭きやセーム革などの柔らかい布

【お手入れの手順】
<1>洗面器などのボウルにぬるま湯と中性洗剤を入れ、中性洗剤を溶かすように混ぜます。

<2>洗面器などのボウルにダイヤモンドジュエリーをつけ置きます。軽い汚れであれば数分間で問題ありません。がんこな汚れの場合は、一晩程度つけ置くとよいでしょう。

<3>宝石・地金部分など、汚れが付着しているパーツを毛の柔らかい歯ブラシで磨きます。爪のあるダイヤモンドジュエリーの場合、爪部分は汚れがたまりやすいため、丁寧に磨いてください。ジュエリーの金具部分は優しくブラッシングし、傷付けないようにしましょう。

<4>ぬるま湯ですすぎましょう。ジュエリーに中性洗剤が残らないよう、丁寧にすすぐようにしましょう。

<5>すすいだら、メガネ拭きなどの柔らかい布で水分を拭き取り、しっかりと乾燥させるようにしましょう。

<6>最後にセーム革などの柔らかい布で磨き上げるとキレイになります。

注意点について

ダイヤモンドジュエリーを磨く上での注意点についてもお話しします。

<1>ここまでご紹介したホームクリーニング方法は、ダイヤモンド・プラチナ(白金)・ゴールド(金)に対するお手入れです。真珠・ターコイズ・オパールなど、その他の宝石のホームクリーニングとしては適しません。

<2>ダイヤモンドをとめている部分に緩みがある場合、宝石店へ相談するようにしましょう。自宅で作業を行うと、ダイヤモンドのパーツが取れてしまう可能性があります。

<3>ホームクリーニングは、洗面器などのボウルを使用し、その中で行うことをおすすめします。洗面所などで作業を行う際は、排水溝にダイヤモンドジュエリーを落とさないように注意しましょう。

<4>ダイヤモンドは油分だけではなく、火気にも弱い宝石です。そのため、取り扱う際には周囲に火気がない状態で作業をしましょう。


大切なダイヤモンドの輝きを保つためにも、適切なメンテナンスを行うことが大切です。また、ダイヤモンドジュエリーを購入する際は、アフターサービスがしっかりしている宝飾店で購入することをおすすめします。

ホームクリーニングでは限界があります。また、間違ったクリーニングは宝飾品にダメージを与え、取り返しがつかない場合もありますので、宝飾専門店にご相談くださいね。

この記事を書いたプロ

小野修介

オンリーワンのデザインと満足度の高い価格を実現したジュエリーのプロ

小野修介(宝石専門店 小野指環店)

Share

関連するコラム

コラムのテーマ一覧

小野修介プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
0237-84-2927

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

小野修介

宝石専門店 小野指環店

担当小野修介(おのしゅうすけ)

地図・アクセス

小野修介のソーシャルメディア

facebook
Facebook
  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ山形
  3. 山形のくらし
  4. 山形のジュエリー・貴金属・宝石
  5. 小野修介
  6. コラム一覧
  7. ダイヤモンドの価値を下げないメンテナンス

© My Best Pro