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コラム

日本のIFAは証券会社と顧客の間の中立な立場の業務ではない? 「銀行実務」誌で語られた内容とは

2024年3月11日

テーマ:所長解説のおカネ学♫

コラムカテゴリ:お金・保険

『日本のIFAは証券会社と顧客の間の中立な立場の業務でない』
「えっ?IFAのホームページに中立なアドバイザーといった記述があるのに、違うの?」
多くの日本の投資家が勘違いしている事柄です。
原因は「アドバイザー」の定義が米国や欧州と、日本が違っているからです。

米国ではRIA(Registered Investment Adviser)という登録を持っている者のみがアドバイザーなのです。
また、販売に関わっている者は「ブローカー」などと呼ばれます。

日本のIFAのほとんどは「金融商品仲介業」で米国ではブローカーなのです。

銀行研修社が発行する「銀行実務」2023年2月号にRIA JAPAN代表の安東隆司の寄稿があります。

『顧客本位をハイレベルで実現するには
~中立で信頼できる助言業者の日本での確立~』

P51~P55にわたる長文の内容ですが、ポイントのごく一部のみ下記に要約します。
1)グローバルな「アドバイザー」と「販売者」の区別
 米国ではアドバイザーはRIA登録者のみで、販売者と区別されている
2)顧客アドバイザーの手本は英国IFA、米国RIA
 グローバル基準のアドバイザーで手本となり得る存在
3)販売者のコミッション型ビジネスでは利益相反が
 「コミッション型モデル」は、 「利益相反の関係」がある。顧客本位の業務運営には限界がある
4)日本のIFAと米国IC(ブローカー・ディーラー)は、ほぼ同内容
 日本のIFAは証券会社と顧客の間の中立な立場の業務でない
5)アドバイス報酬と助言登録
 証券会社から投資助言の業務範囲拡大要請があったと推察される
6)日本の独立系FPと助言登録
 FP登録のみで投資助言業務を行う無登録者が存在する
7)金融庁WG、顧客の立場に立ったアドバイザーは
 認定アドバイザーをリスト化、公表する案が示されている
8)投資助言業の日本でのあるべき姿と解決策
 「アドバイザー」名称は世界基準の定義で
 助言業と、運用・仲介業の兼業は利益相反が考えられる
 つみたてNISAのインデックス型に限る「初級投資情報提供者」、DC関連の「中級投資情報提供者」の新設
 金融機関の中立アドバイザーへの構造変更による収益低下を補う「研修に対する政府からの補助予算」を実現し、中立アドバイザー業務変更を後押し
9)銀行、地銀、第二地銀、信金は顧客の投資「助言」にどう向き合うべきか
顧客想いの従業員が苦悩する組織を改革できるのは、経営者や企画担当部署しかない
世界の潮流を見据え、投資助言事業者とのビジネスを検討に加えるべきでは
選ばれる金融機関となり、生き残るための大英断のための時間はそれほど残されていない

記事内容全文の閲覧が可能です(発行者許諾済)。
https://ria-japan.co.jp/2023/01/30/fdcolumn-ginken/

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