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コラム

忘れていた心

2016年1月11日

テーマ:つぶやき

コラムカテゴリ:冠婚葬祭

昨日は東大阪にある共同墓地へ納骨法要のお手伝いに行ってきました。
墓地の入り口と中央参道奥にはお迎え地蔵様がおられました。
殆どの墓地にはお迎え地蔵様が安置されています。

入り口の六地蔵様にはお揃いの綺麗なお花が供えられ中央参道奥のお迎え地蔵様にも立派なお花が
供えられていました。いつも疑問なんですが?このお花はいったいどなたがお供えになるのかな?とふと思うのです。

そう言えば
先日他の墓地へ行った時お参りに来られたお爺様が墓地入口の六地蔵様に
真っ赤な 「よだれ掛け」 を6人分付け替えて お花も供えられていました。
よだれ掛けは 赤一色の布製で 丈が短く フリルが4箇所 付いているとても可愛いものでした。
とても上手に縫ってあります。よだれ掛けを6人分付け替えると
 「家にようけ咲いたさかいに・・・・」と。
紅白の小菊を六人分お供えされました。

お爺さんが帰られた後に私はお地蔵さんの前に行き 
よだれ掛けの可愛さや綺麗なお花を確認に行きました。

お花はやっぱり紅白が綺麗で爽やかでした。
そんなお祖父さんは輝いて見えました。

昨日の共同墓地では、ご法要の準備についついと気持ちが急ぎましたがふと我に返ったとき
「あ~忘れていたなぁ・・・・・」とお迎え地蔵さんに手を合わせご挨拶をさせて頂きました。
この場所、この地区の人びとを守られている地に来てお手伝いをするのに
ご挨拶が後になっている自分を反省した次第です。

思えばそんな心をふと忘れる時があるのです。
これは年の性でもなく、日々の忙しさの性でもないと思いました。
普段、周りの人にもそんな心で接してきたのでは?と、 気付きの一日になりました。

お迎え地蔵さんとはこの地区の人々に冥土への道を迷わないように導く地蔵尊として信仰され安置されたお地蔵さんです。

この記事を書いたプロ

高田治郎

墓石の専門家

高田治郎(株式会社 京石)

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